【市民満足度の高い、成果重視の行政運営について】 |
限られた財源の中で、市民満足度の高い、成果重視の行政運営を実現するためには、時代に合わなくなった仕組みや考え方を思い切って見直すとともに、市民の皆様のニーズを的確にとらえて、予算を効果的に配分することが必要であります。
このため、市が実施している事業について、一定の指標を用いて、その成果を検証した上で、必要性・効率性・有効性・公平性の観点から評価し、評価結果を翌年度以降の事業内容の見直しなどに反映する「行政評価制度」を導入します。
また、合併後実施した事業や施策について、市民の皆様の満足度及び重要度を調査し、調査結果を今後の事業推進等に反映させてまいります。 |
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【住民参加型公募地方債「雲仙ゆめみらい債」の発行について】 |
市民の皆様に市が行っている事業に関心を持っていただくとともに、市の資金調達にご協力いただくことを目的として、平成20年度に新たに、住民参加型公募地方債「雲仙ゆめみらい債」を発行し、市民の皆様の市政への参画を一層推進してまいります。 |
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【ふるさと応援推進事業について】 |
雲仙市をふるさととして都会等で暮らす方々の中には、ふるさと雲仙市を応援したいと考える皆様も多数おられるものと考えます。
こうした皆様から寄せられる寄附金については、地方自治体への寄附金を対象として住民税の税額控除を講じる、いわゆる「ふるさと納税」制度が平成20年度地方税制改正案に盛り込まれておりますが、雲仙市といたしましては、かかる寄附金を積極的に募り、貴重な財源として活用してまいりたいと考えております。
このため、今議会に「ふるさと応援寄附条例」の制定を提案するとともに、寄附していただいた方に謝礼として、雲仙市の優れた商品を送付するため、雲仙ブランドを中心としたお土産品の開発を行う予算を計上させていただいております。 |
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【男女共同参画の推進について】 |
「雲仙市男女共同参画計画」につきましては、先般策定したところでありますが、計画の初年度となる平成20年度は、企画課内に設置しております、男女共同参画センターにおいて、男女共同参画に関する情報提供や啓発及び講座を実施するとともに、関係各部局が実施する各種事業など、さまざまな機会を通して、計画の基本理念である「男女が互いを認め合い、尊重し、協力し合うまち 雲仙市」を目指し、努力してまいる所存であります。 |
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【滞納徴収の強化について】 |
市税徴収につきましては、市民の不公平感をなくすため、滞納整理班の職員増や徴収専門員の配置などを行い、徴収体制の強化を図っているところでございますが、平成20年度は、滞納徴収を更に充実するため、徴収専門員を増員するほか、滞納管理システムを導入し、収納情報の一元化による滞納整理事務の適正化と効率化を図るとともに、市営住宅使用料や保育料など税以外の徴収金についての活用も検討してまいります。 |
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【電算・介護保険事務の市単独処理について】 |
現在、島原地域広域市町村圏組合において半島3市で共同処理を行っている電算・介護保険業務につきましては、市民サービスの向上と経費節減等のため、市の単独処理への移行を目指しているところでありますが、議会におかれましても、両業務の単独化の方針にご理解をいただき、同意が得られていない南島原市及び南島原市議会に対し、「電算・介護保険業務の単独処理に係る要望書」を提出していただくなど、その推進にお力添えをいただいているところであり、大変心強く、深く感謝申し上げる次第であります。
平成20年度におきましても、早期の両業務単独化の実現が図れるよう、本市と同様の方針である島原市と連携しながら、南島原市のご理解とご同意を得るべく、精一杯努力してまいる所存でありますので、議会におかれましても引き続きご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 |
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【総合窓口の開設について】 |
窓口業務につきましては、市民の皆様にとって親切でわかりやすい窓口となるよう、平成20年4月から総合窓口を開設し、市民の皆様が、各種届出や申請、証明書の発行手続きを、原則として1箇所で済ませることができる「ワンストップサービス」を提供してまいります。
今回の総合窓口は、第1期の総合窓口と位置づけ、まずは現在の電算システムで対応可能な業務内容により開設することとしておりますが、電算システムの単独化が実現すれば、さらに、市民の皆様にとって利便性の高い「ワンストップサービス」を提供してまいる所存であります。
また、平成20年4月から新たに、勤務時間内に来庁できない市民の皆様を対象に予約による証明書等の発行をゼロ予算事業として実施いたします。 |
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【庁舎建設検討事業について】 |
庁舎建設の検討につきましては、平成19年度から庁舎建設市民懇話会を設置し、各地域審議会の意見をもとに、雲仙市にふさわしい庁舎のあり方について、市民の皆様の意見を求めているところであります。
平成20年度も引き続き検討をお願いするところでありますが、庁舎建設を行う場合の財政負担等の課題に対し、市民の皆様の意見として庁舎建設市民懇話会にご意見をとりまとめていただき、雲仙市にふさわしい庁舎整備のあり方を検討するうえでの参考とさせていただきたいと存じます。 |
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【行政改革の推進について】 |
行政改革につきましては、平成19年3月に策定いたしました行政改革大綱及びその具体的な行動計画を定めた行政改革実施計画(集中改革プラン)に沿って改革を推進しております。
平成19年度においては、職員の定員適正化に向けた職員数の削減及び新たな指定管理者制度の導入を図ったところであります。
平成20年度は、民間委託等の推進や事務事業の見直しなど市の担(にな)うべき役割の重点化、行政ニーズの迅速かつ的確な対応を可能とする組織・機構の見直し、職員の定員管理及び給与の適正化、電子自治体の推進、並びに行政評価制度の導入を図ってまいります。
具体例としては、公立保育所について「公立保育所あり方検討委員会」を設置し、公立保育所の今後の運営などについて検討を行い、検討結果を踏まえ、着実に推進してまいります。
なお、改革の進捗状況については、市報やホームページなどで公表する予定であります。 |
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【入札制度改革について】 |
入札制度改革については、平成18年度に提出された入札制度検討委員会の提言をもとに、平成19年度は制限付一般競争入札の導入と、入札監視委員会の設置を実施いたしました。
平成20年度においては、制限付一般競争入札を3千万円以上の工事に広げるとともに、市内営業所の入札資格要件の制定、系列会社の同一入札への参加制限等を推進し、引き続き公正な入札を目指してまいりたいと存じます。 |
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【合併3周年記念スポーツイベント開催について】 |
市民相互の交流を深め、市の一体感をさらに醸成するために、合併3周年記念スポーツイベントを開催いたします。
まず、合併3周年当日にあたります、本年10月11日、土曜日に、「合併3周年記念市民体操会」として、NHKラジオで毎朝6時30分から生放送で全国に向けて放送されている「ラジオ体操」を吾妻農村広場において開催いたします。
翌12日、日曜日には、一昨年開催いたしました「合併1周年記念ふれあいスポーツフェスタ」を継承するものとして、「合併3周年記念市民運動会」を、愛野総合運動公園を会場として開催いたします。
各種団体の代表者からなる実行委員会を結成し、市民挙(あ)げての運動会となるよう計画してまいります。 |