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平成24年第2回雲仙市議会定例会 市長報告

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【第3期雲仙市男女共同参画懇話会提言書の提出について】
 雲仙市男女共同参画計画が平成24年度に計画最終年度となることから、4月20日に、第3期雲仙市男女共同参画懇話会から提言書が提出されました。

 この提言書は、22年8月から計6回の会議を経て、次期計画に対する意見として、「身近な男女共同参画の実現」に向け重要視すべき8項目がまとめられたものであり、この貴重な提言を、「第2次雲仙市男女共同参画計画」に反映させてまいりたいと存じます。

 また、過日、市民の意見を調査するため、無作為に選びました市民3,000名を対象にアンケートを郵送させていただきましたので、「真に平等な男女共同参画社会の実現」のために市民皆様のご協力をよろしくお願いします。


【東京都庁での観光物産展の開催について】
 雲仙市の観光並びに物産を東京都民や観光客の皆様、都庁関係者に広く紹介し、雲仙市への誘客並びに物産の販路拡大を図るため、4月4日から10日までの7日間、東京都庁第1本庁舎2階にあります「全国観光PRコーナー」におきまして、雲仙市の観光PRを兼ねた物産展を開催致しました。

 首都圏にお住まいの本市ご出身の皆様を含め、大変多くのお客様にご来場いただきましたおかげで、都庁で行なわれる同様の物産展の平均売上額の倍近い売上があり、都庁関係者の方も驚いておられました。

 また、物産展開催に併せ、初日からの3日間、都庁内のレストランで、雲仙市の雲仙ハマチや雲仙こぶ高菜、エタリの塩辛を使用した3種類の特別「ランチメニュー」を提供して頂きました。
 用意されていた300食余りが1時間程度で売り切れになるほど、好評であったため、再度、雲仙市の食材を使用した「ランチメニュー」を提供したいとのお話をいただいております。

 なお、この連休中に、雲仙市へ旅行に来て頂いた都庁職員の方もいらっしゃったと伺っており、今回の観光物産展の成果を踏まえ、雲仙市の観光と物産を更にアピールしてまいりたいと考えております。


【「雲仙モーモーフェスティバルインみずほ2012」について】
 5月4日、瑞穂町みずほの森公園一帯におきまして「雲仙モーモーフェスティバルインみずほ2012」が開催されました。
 このイベントは、瑞穂町岩戸地区の皆様が主体となって組織された実行委員会の主催により開催され、県内におけるゴールデン・ウィークの名物イベントとしてすっかり定着し、雲仙市内はもとより、県外からも含め、約1万5,000名の来場者があったと伺っております。

 当日は天候にも恵まれ、目に鮮やかな新緑の中で、島原農高や諫早農高の生徒の皆さんなどのご協力のもと、牛の乳搾り体験や小動物とのふれあいコーナー、ニジマスのつかみ取り等々、様々な催しが行われました。

 また、4月にアメリカの「桜祭り」に参加し帰国された瑞宝太鼓の皆様が、みずほの森公園の山手にあります岩戸神社で演奏を披露されるなど、公園一帯は終日賑わいを見せておりました。


【第5回ジオパーク国際ユネスコ会議及び普賢岳新登山道の開通について】
 5月12日から15日までの4日間、島原復興アリーナをメイン会場として、日本で初めてとなる「第5回ジオパーク国際ユネスコ会議」が開催されました。

 この会議には、国内はもとより、アジアやヨーロッパなど31の国や地域から参加された約590名の地球科学や環境保全、観光、教育などジオパークに関わる専門家等を含み、4日間で延べ約5,300名が参加されたと伺っております。

 ジオパーク会議では、基調講演やフォーラム、各種セッションなどが行なわれましたが、13日に実施された子どもフォーラムには、秋篠宮同妃両殿下のご臨席を賜るとともに、本市内にご宿泊を頂きました。

 また、14日には、温泉断層コースや島原半島の成り立ちコース等の現地視察も行われ、参加された皆様に、この島原半島が火山と共に共存してきた歴史を感じて頂くとともに、島原半島の魅力を発信できたのではないかと思っております。

 その後、雲仙メモリアルホールで開催されたディナーパーティーには、井上議長を始め市議会議員の皆様にもご参加を賜り、誠にありがとうございました。

 なお、この国際ユネスコ会議に合わせ、雲仙普賢岳の新登山ルートが開設されました。このルートは普賢岳の噴火災害により立ち入りが制限されていた区域が一部解除されることに伴い、環境省により登山道の整備をして頂いたものでございます。

 この新登山ルートは、平成新山を40メートル程の間近で望むことができ、登山愛好家のみならず一般の観光客の皆様にも楽しんで頂けるものでありますので、観光客誘客につながることを期待しております。


【「雲仙市・韓国求礼郡姉妹結縁締結5周年記念式典」について】
 5月18日、韓国求礼郡の徐 沂東ソ ギドン郡守や徐 銀植ソ ウンシク議長をはじめとする求礼郡代表団の皆様が雲仙市にお越し頂き、「雲仙市・韓国求礼郡姉妹結縁締結5周年記念式典」を執り行いました。

 市議会から井上議長・森山副議長をはじめ、求礼郡との交流のある団体の代表者などにご出席をいただき、和気あいあいの中に式典に続きレセプションを終了し、無事求礼郡の皆様をお見送りしたところでございます。
郡守を始め、求礼郡代表団の皆様は、本市の歓迎にいたく感銘を受けられたご様子で、非常に良い交流ができたとの感想をいただいたところであり、今回の式典により両都市間の絆が一層深まったことを確認し、それが、また一つの歴史となり、未来への交流の礎となるものと確信しております。

 求礼郡との姉妹結縁締結は、両都市の友好協力関係をより増進させ、相互理解と友情を一層深化させることを目的に行われているものであり、これまでにも青少年交流や市民レベルでの相互交流を行ってきましたが、今後とも雲仙市と求礼郡との信頼関係がますます強化されますよう、民間団体間の交流を中心に進めてまいりたいと考えております。


【「雲仙ゆめみらい債」の発行実績(結果)について】
 市の事業や財政状況などに関心を持っていただくため、市民の皆様にご購入していただく住民参加型市場公募債「雲仙ゆめみらい債」につきましては、4月12日から4月20日までを募集期間としておりましたが、おかげをもちまして、本年度も昨年度に引き続き販売初日をもって発行総額1億円が完売となりました。

 多くの皆様にご購入いただき、誠にありがとうございました。

 市民の皆様からお借りした大切な資金は、小・中学校の耐震補強工事や大規模改造工事の財源として有効に活用させていただきます。


【公用車の適正な運行管理について】
 全国的に発生している自動車運転事故を受けて、雲仙市としても、公用車の適正な運行のために、職員の運転資格現況調査を行い運転免許資格の確認をいたしました。

 また、アルコール検知器を各課等へ配置し、公用車運転前には体内残存アルコールのチェックを行い、万一、アルコールが検知された場合は運転禁止とするなど、更なる公用車の安全運転と適正運行を図ってまいります。

 さらに、自宅でのアルコール検知器の使用を推進し、職員の自発的な取組を促すなど、各自が公務員としての責務を深く自覚し、公私の別なく飲酒運転の防止に努めてまいります。


【災害時における応援協定について】
 雲仙市では、甚大な被害をもたらした東日本大震災を契機として、災害発生時における様々な応援協定を締結しております。

 5月21日には、愛野町公民館におきまして、長崎県LPガス協会島原支部と「災害時におけるLPガス供給に関する協定」を締結いたしました。

 今回締結いたしました協定は、地震や風水害などの大規模災害が発生した場合に、公共施設や避難所などへ迅速にLPガスの供給を図ることを目的とするものでございます。

 今後も支援対策及び復旧対策の一環として、積極的に各関係機関や事業所等との応援協定を強化して参ります。


【災害時における自主防災及び要援護者避難訓練について】
 災害発生時の被害拡大防止には、地域コミュニティの充実を図り、自主防災の組織的な体制のもとで、地域の人々が協力し合って取り組むことが必要なため、災害に備えた防災訓練等の要望があった自治会などへ出向き、自主防災組織活動の支援を行っております。

 4月29日に、地域の防災意識の向上を目的に、瑞穂町高田自治会におきまして、消防署や地区消防団の協力のもと、約60名のご参加をいただき、初期消火訓練及びAEDの講習等、防災訓練が実施されました。

 また、6月3日には、小浜町上須賀自治会におきまして、地震、津波を想定し、地震発生後における自主避難及び避難所での避難状況の確認などの避難訓練、また、地域支援班による要援護者避難支援訓練が、約80名のご参加をいただき実施されました。

 市としましては、このような取り組みを通じ、自主防災活動や、要支援対象者、また市民の皆様の安心安全の向上のため、今後とも市内全自治会に浸透していくよう推進して参ります。


【納税の利便性向上対策について】
 市税のコンビニエンスストアにおける納付の拡大につきましては、昨年度から開始いたしました軽自動車税に続き、5月を第1期として送付しました固定資産税や、6月に送付いたします市県民税及び7月に送付いたします国民健康保険税につきましても、本年度からコンビニエンスストアでの納付にも対応した納付書としております。

 併せまして、紛失等に伴い、市役所、総合支所の窓口で再発行をいたします納付書につきましても、コンビニ納付に対応した納付書へと変更いたしました。

 本年度の軽自動車税につきましては、5月23日現在で、3,525件の利用があり、昨年度と比較しますと、6.5パーセント利用件数が増加しており、平日・昼間における金融機関窓口での納付が困難な納税者の利便性の向上に繋がったものと考えております。


【山田原第2土地改良区の設立認可及び県営山田原第2地区農地整備事業(畑地帯担い手育成型)の事業採択について】
 雲仙市吾妻町山田原第2地区において、4月6日に土地改良区の設立認可を受け、併せて4月25日に県営土地改良事業として採択を受けました。

 当事業は、53.5ヘクタールの区画整理と畑かん施設整備に約14億8,800万円を投じ、29年度完了を目処に進めるものであります。

 ご承知のとおり、山田原地区はブロッコリーの一大産地となっており、また、有機農業も盛んな地域でありますが、これまで、狭小不正形な農地で道路も狭く、畑かん施設が未整備であるため、作付けや出荷時期が天候に左右され、年間を通した計画的な農業経営が困難であったものが解消されるとともに、地域担い手による農地の集積が加速し、農業の効率化と経営安定化に寄与するものでございます。

 今後も引き続き、区画整理、農業用水の安定確保や農道の整備などの農林業基盤整備に積極的に取り組み、足腰の強い農林業の推進に努めてまいります。


【住宅・店舗リフォーム緊急支援事業について】
 経済対策の一環として、住宅投資の波及効果による地域経済の活性化と市民の生活環境の向上を目的に、昨年度に引き続き実施しております「住宅・店舗リフォーム緊急支援事業」につきましては、4月16日に申請受付を開始してから5月末現在におきまして、申請件数109件、補助金申請額1,485万6,000円で、予算額に対して37.1パーセントの申請があっております。

 市民及び事業所の皆様には、今回の緊急支援事業をご活用いただきますようお願いいたします。


【諌早湾干拓事業の潮受堤防排水門の開門問題に係る中央要請活動について】
 5月11日、国営諌早湾干拓事業の潮受堤防排水門の開門に係る国の環境影響評価準備書に対する長崎県の意見書提出にあわせ、諌早湾干拓事業及び雲仙地域住民を守る会を始め、雲仙市、諫早市の地元関係者、長崎県、雲仙市、諫早市及び各議会が参加し、国に対し、開門に伴う住民生活の防災機能の低下、新・旧干拓地の農業基盤の崩壊及び諌早湾内漁業への甚大な被害への懸念を訴えるとともに、排水門の開門に向けたボーリング調査及び事前対策工事の即時中止と、開門方針の白紙撤回を求める要請書を、民主党陳情要請対応本部、首相官邸、農林水産省、環境省及び長崎県選出与野党国会議員へ提出し、併せて、県議会議員、諫早市議会議員等と首相官邸前で抗議活動を行いました。

 今後も県並びに関係機関と連携しながら、この問題解決に向けて対応してまいります。


【国道57号西登山口歩道整備事業について】
 かねてより国へ整備の要望をいたしておりました、小浜町西登山口から山ノ上間の国道57号西登山口歩道整備事業、延長約0.4キロメートルが5月10日付けで新規採択される旨の通知がありました。

 市といたしましては、この歩道整備の早期完成に向け事業の推進に取り組んでまいります。


【第7回雲仙市ジュニアスポーツ大会について】
 4月28日から4月30日の3日間にかけ、「第7回雲仙市ジュニアスポーツ大会」が雲仙市体育協会主催により、市内12会場において、10競技32種目に総勢約2,800名の小中学生の参加のもと開催されました。

 本年度は新たな競技種目として空手道競技が加わり、少子化と言われる中、大会開催にご尽力いただいた競技団体の方々に敬意を表するものであります。

 また、当日は子どもたちが日ごろの練習の成果を十分に発揮し、保護者の皆様の大変力の入った応援もあり、どの競技会場におきましても熱戦が展開されたと伺っております。


【長崎がんばらんば国体雲仙市実行委員会第2回総会について】
 5月25日、長崎がんばらんば国体雲仙市実行委員会第2回総会が開催されました。

 総会では、国体会期の決定や雲仙市開催競技の追加の報告及び総務、競技式典、宿泊衛生、輸送交通防災の各専門委員会の設置や国体開催に伴う各種基本計画の報告、23年度の事業報告、決算報告がなされ、また、24年度の事業計画案、予算案が承認されております。

 長崎がんばらんば国体を2年後に控え、市民総参加のもと、雲仙市の特性を活かした魅力あふれる大会を目指して、万全の体制を整えてまいりたいと考えております。




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