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平成25年第2回雲仙市議会定例会 市長報告

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【第10回長崎県ねんりんピックについて】
 5月11日、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場をメイン会場に開催された「第10回長崎県ねんりんピック」に総勢88名が雲仙市選手団として参加いたしました。
 今大会では、剣道男子70歳以上の種目に出場された愛野町の林田祥之選手と、マラソン10km女子60歳代の種目に出場された、同じく愛野町の佐藤久美子選手が優勝され、本年10月に高知県で開催される「全国健康福祉祭ねんりんピック」の長崎県代表としての出場資格を獲得されました。
 全国大会でのご活躍を祈念いたします。

【「雲仙モーモーフェスティバルインみずほ2013」について】
 5月4日、瑞穂町みずほの森公園一帯におきまして、「雲仙モーモーフェスティバルインみずほ2013」が開催されました。
 このイベントは牛乳の消費拡大や地域活性化を目的に、地元自治会や雲仙市酪農連絡協議会の方々を中心とした実行委員会の皆様のご尽力により、今年で25回目の開催となっております。
 当日は天候にも恵まれ、島原農高や諫早農高の生徒の皆さんなどのご協力のもと、牛の乳搾り体験や小動物とのふれあいコーナー、ニジマスのつかみ取り等々の様々な催しや、瑞宝太鼓の皆様による演奏も岩戸神社で披露されるなど、市内はもとより県外からの観光客も含め多くの来場者があり、公園一帯は終日賑わいを見せていたとお聞きしています。
 本イベントにつきましては、ゴールデンウィークの名物イベントとして定着し、長年にわたり地域力を持って根強く継続され、市内外の方々に元気を与えてこられたことは、関係各位の多大なる努力の賜物であり、深く感謝する所存でございます。

【天正遣欧少年使節ゆかりの地首長会議の開催について】
 戦国時代にヨーロッパに派遣された、天正遣欧少年使節にゆかりのある県内外の6市町の首長が、5月8日に少年使節の一人、千々石ミゲルの誕生の地である本市において首長会議を開催いたしました。
 本市をはじめ、構成市町である大村市、西海市、南島原市、波佐見町及び宮崎県西都市の市町長、教育長など関係者25名が出席され、事業計画や交流のあり方等の協議を行い、会議終了後には、千々石ミゲル研究会の鈴木晴代様とメルヘンポッケの会の渡邊博子様からミゲルの生涯をまとめた自作の紙芝居を上演いただきました。
 なお、本年度事業計画として国内交流事業などが承認され、8月22日から24日に中学生が参加する交流事業を雲仙市において開催し、意見発表や体験学習などを行う予定です。
 今後におきましても4少年の偉業をたたえ、ゆかりのある市町の交流の輪が広がるよう取り組んでまいります。

【自治会活動活性化交付金について】
 平成24年度に、安全で安心して暮らせる住みよい地域社会の実現に向けて、地域コミュニティの基礎である自治会活動をより活性化させることを目的に創設いたしました自治会活動活性化交付金につきましては、4月10日から22日にかけて開催しました自治会長会議において、事業内容等を改めてご説明したところでございます。
 25年度につきましては、各自治会が事業への取り組みに支障がでないよう、今月末までには概算払いにより交付するようにしております。
 今後におきましても、自治会長連合会等と連携を図りながら、各自治会の自主的・主体的な創意と工夫による特色ある地域活性化を支援してまいります。

【予約制タクシーの運行開始等について】
 公共交通機関の空白地域の解消を目的とした「予約制タクシー」の運行が、4月15日、国見、瑞穂の両地域において開始されました。
 この事業は、雲仙市地域公共交通協議会が国見、瑞穂のタクシー会社3社に委託して実施するもので、本年9月末まで4路線において運行されており、市としましても、誰もが安心して安全かつ快適に利用できる新しい交通体系の構築を目指した取り組みとして、支援を行ってまいりたいと考えております。
 なお、先に本格実施しております岳地区の乗合いタクシーにつきましては、NHKの番組でございます「のんびり ゆったり路線バスの旅」で取り上げていただき、5月の16日、19日に収録が行われ、6月16日の放送予定とお聞きしております。

【特定健診について】
 平成20年度に始まりました特定健診も、昨年度をもって、第一期特定健康診査等実施計画が終了いたしました。
 伸び続ける医療費を抑制し、病気発症後の重症化を防ぐためには、生活習慣病の早期発見、早期治療を目的とする特定健診は非常に有効でありますが、受診率が伸び悩んでいる現状にあります。
 本年度より、第二期特定健康診査等実施計画を実施するにあたり、更なる受診率の向上を目指し、以前より要望のありました人間ドックを、新たに実施することといたしました。
 本年度の受付は終了いたしましたが、地域住民の健康増進を図るとともに、医療費の適正化に向け、取り組んでまいります。

【消費者行政について】
 本市では平成22年4月に消費者行政の専門機関として消費生活センターを設置し、消費生活全般の相談業務を行っております。消費者トラブルの相談件数は全国的にも、また長崎県内でも平成16年度以降減少しておりますが、本市におきましては増加傾向にあります。
 こうしたことから、本年度は特に情報弱者であります高齢者への消費者教育、啓発を強化することとしており、地域に出向き直接情報をお伝えする出前講座の開催を60回予定し、また、これまで年4回、休日の昼間に行っておりました無料司法書士相談会を、夜間の4回を加え、電話による相談にも対応するよう計画しております。
 高度情報化や国際化、高齢化が進展する中、消費者トラブルは複雑・多様化し、悪質巧妙な商法が横行している現状に柔軟に対応するため、消費者教育、啓発活動を充実してまいります。

【長崎県ソウル事務所開設を記念する韓国訪問及び姉妹都市求礼郡訪問について】
 長崎県ソウル事務所が10年ぶりに開設されたことを記念し、5月13日に韓国ソウル市内で開催されました「長崎県ソウル事務所開設記念式典」に出席いたしました。
式典には、長崎県関係者や韓国の旅行会社などおよそ400名の関係者が集まる中、韓国関係者に雲仙市のパンフレットを配布し、本市をPRしてまいりました。
 翌14日には、姉妹都市である求礼郡を訪問させていただきましたが、徐沂東(ソギドン)郡守や金成炫(キムソンヒョン)議長をはじめとする求礼郡の皆様のおもてなしや求礼郡の発展の様子などに、ただただ感嘆するばかりでございました。
 また、求礼郡訪問後、釜山広域市で開催されました、「釜山広域市・長崎県交流晩餐会」に出席いたしまして、釜山広域市長をはじめとする釜山観光関係者と意見交換をさせていただきました。
 今後は、長崎県ソウル事務所を通じ、また、長崎県や観光連盟等とも連携を図りながら、韓国での情報発信や韓国からの観光客の誘客を促進してまいりたいと考えております。

【東京都庁「長崎県雲仙市観光物産展」の開催について】
 雲仙市への誘客並びに物産の販路拡大を図るため、4月10日からの7日間、東京都庁にあります「全国観光PRコーナー」におきまして、「長崎県雲仙市観光物産展」を開催し、とうふ蒲鉾やちくわなどの練り製品、カステラ等の菓子類、水産加工品等の試食販売を行いました。
大変多くのお客様にご来場いただきましたおかげで、昨年の実績を上回る売り上げを記録することができました。
 また、物産展の開催に併せ、初日からの3日間、都庁職員食堂において、雲仙ブランド認定商品の「雲仙ハマチ」や「雲仙こぶ高菜」、「雲仙あかね豚」を使用した3種類の「雲仙ランチ」を販売していただきましたが、大変好評で、5月13日にも再度「雲仙あかね豚」を使用したメニューを販売していただいたところでございます。
 今後も引き続き、観光と物産振興を図ってまいりたいと考えております。

【アンテナショップ「キトラス」リニューアルオープンについて】
 長崎市、佐世保市と共同で福岡市に設置しております、アンテナショップ「キトラス」が、このたび、物産販売ゾーンの売場面積を拡大するとともに、3市の食材を使用した「キトラス食堂」をオープンするなど一部改装を行い、5月23日にリニューアルオープンいたしました。
 リニューアルオープン当日は、店頭において3市の生産者による新茶や農水産物の販売も行われ、終日賑わいを見せていました。
 今後は、運営事業者との連携を図るとともに、雲仙市における物産及び観光等の状況を精査し、販路拡大や観光客誘致など、更なる雲仙市の地域経済への波及効果と活性化を目指してまいります。

【島原半島地域食肉センターの運営について】
 島原半島唯一の「と畜場」である、雲仙市食肉センターが、4月1日から民間運営による島原半島地域食肉センターとして、新たにスタートいたしました。
 島原半島地域は県下有数の畜産地帯であり、畜産業の更なる発展と地域経済の活性化を図るため、事業実施主体である島原半島地域食肉センター事業協同組合において、現在、実施設計書の作成に取り組んでおられますが、去る4月2日に、この整備事業に係る県の支援について知事へ要望を行いました。
 その後、県との詳細な調整を行い、県の助成に関する予算を本議会へ計上させていただいたところでございます。
 今後とも、島原市、南島原市及び県と連携しながら、改修事業の平成27年3月の完成に向けて対応していくとともに、新食肉センターの経営安定に寄与してまいります。

【諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査について】
 諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査について、福岡高裁の判決による開門の期限が本年12月に迫っていることは、ご承知のことと存じますが、この開門に向けて国は、地元の理解が得られない状況で、対策工事発注の公告、入札、開札を行ない、5月28日に、淡水化施設に関し契約をしたことが明らかになりました。
 この行為に対し、長崎県知事・諫早市長・雲仙市長連名により、内閣総理大臣、農林水産大臣、九州農政局長に対し抗議をしたところであります。
 また、6月1日には、諫早湾干拓事業及び雲仙地域住民を守る会の主催による『諫早湾干拓事業を取巻く状況について』説明会が開催されました。
 本事業の原点に立ち返り、現状を確認し、今後の活動につなげるものでありました。
 安心・安全な生活、農業・漁業の場は、しっかり守っていかなければならないと改めて認識を強めたところであります。

【愛津原・桃山・山田原地区の基盤整備推進について】
 魅力ある農業の確立を目指し、効率的な営農による生産コストの削減や、意欲ある担い手への農地集積による経営規模拡大等を促進させるために土地基盤の整備促進を図っております。
 現在、県内有数のバレイショ産地であり積極的な営農が展開されている愛津原・桃山・山田原地区の畑地帯270ヘクタールを新規地区として位置づけし、事業採択に向けて推進しているところです。
 昨年11月に千々石地区と愛野地区で、それぞれ基盤整備準備委員会を発足し、現在、約50%程度の地権者が整備に前向きな意向であることを確認しております。
 早期事業化に向け地権者への同意取得を集中的に行ってまいります。
 今後、国が農家所得を倍増させる目標を柱とする農業強化策がとりまとめられるところでもあり、市としましては、まずもって畑地かんがい施設を含めた基盤整備を促進し、足腰の強い農林業の実現を目指してまいります。

【雲仙市商工会と霧島市商工会の姉妹盟約締結について】
 平成18年に観光姉妹都市の盟約を締結しております霧島市との間におきまして、このたび、両市の商工会が会員の交流を図り相互の発展につなげるために、4月17日に合意を得て、6月29日に本市において、姉妹盟約が締結されることになりました。
 これまでの交流に加えて、商工分野の交流が深まることは、両市の産業振興において大変有意義なことであり、更なる交流と発展につながるものと考えております。

【雲仙市ジュニアスポーツ大会について】
 4月27日から5月3日にかけて、雲仙市体育協会の主催により、「第8回雲仙市ジュニアスポーツ大会」が開催されました。
 大会は、市内13会場において、10競技24種目が行われ、県内外から317チーム総勢約2,000名の小中学生が参加され、すべての競技で、すばらしい熱戦が展開されたと伺っております。
 各競技会場では、多くの保護者の皆様の応援もあり、子どもたちも、日ごろの練習の成果を十分に発揮され、競技力の向上とともに、多くの仲間との交流で楽しい思い出ができたのではないかと存じます。
 本大会の開催にご尽力いただいた市体育協会と各競技団体の関係各位に感謝申し上げます。

【長崎がんばらんば国体雲仙市実行委員会第3回総会について】
 4月24日、長崎がんばらんば国体雲仙市実行委員会第3回総会が開催されました。
 総会では、競技別リハーサル大会の概要説明、本年度の事業計画案の審議などが行われました。
 また、5月25日には、島原復興アリーナにおいて、長崎県実行委員会主催の長崎がんばらんば国体・長崎がんばらんば大会開催1年前イベント「長崎がんばらんばフェスタin島原」が開催され、小学生などを対象とした、競技体験の10種目が行われました。
 なかでも現在普及を図っている雲仙アヅマクロスは、国体開催時に県民を対象にするスポーツレクレーション行事であり、今回のイベントを通じ沢山の方に体験していただき、広く周知が図られたと伺っております。
 今後は、運営ボランティア、花いっぱい運動など市民総参加のもと、雲仙市の特性を活かした魅力あふれる大会を目指して、万全の体制を整えてまいりたいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

【「雲仙ゆめみらい債」の発行実績(結果)について】
 市の事業や財政状況などに関心を持っていただくため、市民の皆様にご購入していただく住民参加型市場公募債「雲仙ゆめみらい債」につきましては、4月11日から4月19日までを募集期間としておりましたが、おかげをもちまして、3年連続で販売初日をもって発行総額1億円が完売となりました。
 多くの皆様にご購入いただき、誠にありがとうございました。
 市民の皆様からお借りした大切な資金は、小・中学校の大規模改造工事や消防防災施設整備事業の財源として有効に活用させていただきます。




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