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小浜町

最終更新日:

○朝日山(あさひやま)遺跡
■縄文時代(約3000年前)

縄文時代の集落跡  
 小浜の温泉街を見下ろす丘陵地帯に広がる遺跡で、縄文時代晩期の土器や石器が発見されています。昭和55年に発掘調査が行われ、大量の遺物が発見されており、縄文時代の集落跡と考えられています。遺跡から千々石湾を臨む
 遺跡から千々石湾を臨む
調査風景(昭和55年) 発見された土器には表面が綺麗に磨かれた物と、粗い仕上げのものがあり、用途によって作製方法や形も違うと考えられます。また、植物で編んだムシロ状の網目模様が残された土器なども見つかっています。
 遺跡周辺には「小浜小校庭遺跡」「小浜黒谷(くろんたに)遺跡」など縄文時代の遺跡が密集しています。当時から小浜の湯煙は立ち上っていたのでしょうか。
 網目
調査風景(昭和55年) 網目

○キリシタン墓碑群
■江戸時代初期(約400年前)

キリシタン墓碑群(県指定史跡) 
椎山のキリシタン墓碑 
 花十字紋入りの小型の墓碑で、正面に浅いくぼみをつけ、その中に花十字紋を平彫りしてあります。裏面にはくぼみが作られていません。

 昭和2年(1927)11月8日県指定文化財
花十字紋半円柱蓋石型
 花十字紋半円柱蓋石型
 土手之元のキリシタン墓碑(4基)
花十字紋半円柱蓋石型・無紋無銘切妻蓋石型 花十字紋入りの半円柱蓋石型と無紋無銘の切妻蓋石型の墓碑です。この他にもいくつか発見されており、島原の乱以前にキリシタン共同墓地があったのではないかと考えられています。半円柱蓋石型には慶長9年の碑銘が確認され、寝棺型では最古のものと考えられます。

 昭和2年11月8日県指定文化財
花十字紋半円柱蓋石型・無紋無銘切妻蓋石型 
茂無田のキリシタン墓碑 
 無紋無銘ですが、大型で保存もよく、数少ない樽型墓碑として学術的価値が高い墓碑です。台付樽型と呼ぶのは、ポルトガルや北アフリカにある樽型墓碑の形から推定した呼称です。

 昭和52年(1977)5月4日県指定文化財
無紋無銘台付樽型
 無紋無銘台付樽型

【参考文献】
○『朝日山遺跡』小浜町文化財調査報告書第1集
  小浜町教育委員会

○『長崎県の文化財』
  長崎県教育委員会(2001)

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