国崎半島の先端にある遺跡 | | |
縄文時代中期~奈良時代までの数千年間にわたる遺物が発見されています。 縄文時代では西彼杵半島で採取される「滑石(かっせき)」(ロウ石の原料)の粉末を混ぜ込んだ特長的な土器が多く見つかっています。滑石の粉末のおかげで、土器の表面はスベスベで非常に固く焼き上げることが可能です。 |
 | また、矢じりや石銛(いしもり)などの狩猟具・漁猟具、食料としていた貝の殻や、魚・動物の骨などが見つかっています。その他に貴重な出土品として、石製の装身具である碧玉製垂飾(へきぎょくせいたれかざり)なども発見されています。 古墳時代の出土品は、古墳へのお供え物によくみられる銅芯の耳飾(金環)が発見されています。 |
国崎遺跡(国崎半島の先端、きれいな砂浜が見えます) | |
 |  | 現在は、海水浴場として整備されていますが、古代人もきれいな砂浜でのんびりと海水浴を楽しむことがあったのでしょうか。 |
碧玉製垂飾 | 金環 | | |