平成19年12月定例議会 市長報告
【長崎県の施策に関する要望・提案書の提出について】
去る10月22日、市議会から酒井議長を始め、井上副議長、および各常任委員会委員長の皆様のご協力を得て、本市選出の県議会議員であります徳永、金澤両県議同席のもと、市長並びに市議会議長の連名で「長崎県の施策に関する要望・提案書」を市となって初めて知事に提出してまいりました。

要望・提案いたしました項目は、現在の雲仙市の最重

要課題と位置づけております「地域高規格道路島原道路、一般国道57号森山拡幅、愛野森山バイパスの整備促進」、「現行過疎法の失効に伴う新たな制度の創設と現行支援措置の維持」及び「地方交付税の総額確保」など、10項目でございます。

知事からは、「要望事項については、県としても精一杯がんばりたい。」との心強いご回答をいただいたところでございます。

新市となって2年を過ぎ、これまでの国・県から言われた事をやるというだけではなく、政策集団として、私の政治信念の一つでもあります「提案する市政」の実現に向け頑張ってまいります。
 
【「NHKのど自慢」等の開催について】
「NHKのど自慢」につきましては、雲仙の小浜勤労者体育センターにおいて、10月27日に予選会を、翌28日に本選を開催することができました。

全国の皆様に親しまれている日曜昼の有名な番組ということもあり、市民の皆様はもとより、県内各地や県外からも含めて、延べ1,800人もの皆様にご参加・ご来場いただいたところでございます。

このNHKのど自慢の開催により、市の活性化と観光の振興ができたことは勿論、雲仙市を全国に向けてアピールできましたことは、大変有意義であったものと存じております。

また、11月11日には、吾妻町ふるさと会館において、同じくNHKとの共催により「ぐ〜チョコランタン小劇場」を開催いたしました。

市内各地からお越しいただきました約800人の親子づれの皆様が、ふれあいを深めながら、一緒に楽しんでいただき、盛況のうちに終了することができました。

この場を借りまして、この両事業に多大なご尽力をいただきましたNHK長崎放送局およびご出場・ご来場いただきました皆様並びに市議会議員をはじめ関係各位に対し、厚くお礼申し上げます。
 
【健やかな子育て支援について】
幼稚園と保育所の機能を備えた「認定こども園」に、長崎県で二番目、雲仙市内では初の施設として、『くにみ子ども園』が認定され、平成19年10月1日に開園されました。

「認定こども園」とは、0歳児から就学前までのすべての子どもを対象に教育、保育、子育て支援を総合的に提供する施設で、入園の条件に親の就労の有無が問われない、いわば、幼稚園と保育園をミックスした新しい施設でございます。

『くにみ子ども園』では、地域の子育て拠点の役割を担い、子育て親子の交流促進や育児相談、子育てサークルの支援、子どもの食育推進などに取り組まれると伺っております。

また、今議会に提案させていただきます平成19年度一般会計補正予算案に保育所運営費を追加計上いたしておりますが、平成19年度の保育所入所児童数は平成18年度当初と比較いたしましますと、38名の増加となっております。

これは、平成18年の出生数が平成17年の出生数を上回ったことに加え、35,080千円の負担増を伴いましたが、平成18年4月から雲仙市独自の事業として導入いたしました、3人目以降の保育料を無料とする「すこやか子育て支援事業」の効果もあって、増加したものではないかと自負しております。

市といたしましては、今後とも「子育てしやすいまち雲仙市」を目指して、なお一層の子育て支援に取り組んでまいりたいと存じます。
 
【近代化産業遺産認定について】
来る11月30日、経済産業省が認定する「近代化産業遺産」に、雲仙市から「雲仙観光ホテル」「雲仙ゴルフ場」「旧小浜温泉鉄道」の3施設が選定されたとの通知がございました。

これは、経済産業省が、我が国近代産業の発展に尽くした先人達の歩みをその遺構等の中に留める各地の近代化産業遺産について、33の近代化産業遺産群にとりまとめ、この33の近代化産業遺産群を構成する個々の近代化産業遺産を、地域活性化に役立つものとして認定するものでございます。

全国から200件、九州では22件が選定された中で、雲仙市からは「観光産業草創期の歩み」としてこの3施設が認定されたものでございます。

九州で「観光」というカテゴリーからは雲仙市のみの認定であり、その歴史的価値が高く評価されたものであります。

今回の受賞を市民の皆様と共に心よりお祝い申し上げるとともに、今後、この3つの近代化産業遺産を積極的にPRし、市の活性化に役立てたいと存じます。
 
【ふるさと企業大賞受賞について】
本市の吾妻工業団地において特殊機材や風力発電機部品などの製造を手掛けておられる三貴工業株式会社が、「ふるさと企業大賞」(総務大臣賞)を受賞されました。

この賞は、財団法人地域総合整備財団がふるさと融資利用企業の中から、地域経済や雇用への貢献、地域のイメージアップ、魅力あるふるさとづくりに貢献していると認められる企業を表彰するもので、本年度は全国3,429社の中から10社が選ばれております。

三貴工業におかれましては、国際的に評価される技術力と安定した業績によりまして地域雇用の維持拡大や地域経済の活性化に貢献されていることが高く評価されての受賞であります。

雲仙市といたしましても、大変うれしく、市民の皆様とともに、心からお祝い申しあげますとともに、三貴工業の今後ますますの御繁栄御発展をお祈りしたいと存じます。
 
【全国棚田サミットプレイベント(岳棚田収穫感謝祭)について】
棚田の保全を通じた魅力ある地域づくりと地域の活性化を目的として、平成20年10月16日から18日までの日程で開催されます第14回全国棚田[千枚田]サミットについては、住民意識の高揚及び開催PRの実施が大変重要なことと考えております。

そこで、棚田の恵みに感謝するとともに、消費者とのふれあい、交流を深めることにより棚田保全の必要性を理解していただくことを目的に,11月4日開催されました「岳棚田収穫感謝祭」を全国棚田サミットのプレイベントとして位置付け、積極的に推進を図ったところ、当日は、市民の皆様はもとより、県内各地から延べ1,400人もの皆様にご参加いただいたところであり、所期の目的は達成できたものと考えております。

今後とも、来年度の全国棚田サミットの成功に向け最善を尽くして参りたいと存じます。
 
【宮中献穀米献納式について】
本年4月の斎田清祓い及び播種祭にはじまり、5月の御田植祭、8月の青田祭、10月の抜穂祭、献穀米清祓い式と執り行われてまいりました宮中献穀事業については、10月26日、皇居で行われた宮中献穀米献納式において、長崎県代表の奉耕者千々石町岳地区山本哲郎様ご夫妻と北部九州代表の奏上者県農林部長とともに出席し、11月23日の新嘗祭のための精米を、厳かに、無事、宮中へ献納してまいりました。

この間の奉耕者山本様ご自身はもとより、ご家族の皆様、地域の皆様のご労苦に対し感謝申し上げるとともに、長崎県をはじめ関係皆様のご尽力と市民の皆様のご厚志により順調に事業が進んでおりますことを重ねて感謝申し上げご報告いたします。

なお、今後は、来年度開催する全国棚田サミットの成功に向けた事業効果も考えながら献穀記念碑建立(こんりゅう)などの環境整備を行なってまいります。
 
【 総務大臣表彰受賞について】
11月20日、地方自治法施行60周年記念式典が東京国際フォーラムで開催され、雲仙市食生活改善推進員連絡協議会が総務大臣表彰を受賞されました。

この賞は、地方自治や各種活動の発展などに寄与した自治体や団体、個人におくられるもので、今回の受賞は、同協議会が、「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンとして、20余年の永きにわたり取り組んでおられます、 食生活を通した健康づくりのボランティア活動が評価されたものでございます。

全国で208団体、長崎県で5団体が受賞されておりますが、雲仙市食生活改善推進員連絡協議会がこの栄誉に輝いたことは、雲仙市にとりましても、大変喜ばしいことであり、市民の皆様とともに心からお祝い申し上げます。
 
【地域高規格道路島原道路について】
諫早市森山町から雲仙市愛野町間の地域高規格道路島原道路については、現在、長崎県における路線決定のための測量設計も完了し、11月9日に第2回の地元説明会が開催され、その中で具体的な路線の提示がなされたところであります。

今後とも引き続き、長崎県と協力し、早期完成に向け積極的に取り組んでまいります。
 
【諫早湾干拓堤防道路の暫定供用開始について】
諫早湾干拓堤防道路につきましては、現在、南部取付道路の用地交渉が行われているところでございますが、雲仙市の発案により7月13日に「諫早湾干拓堤防道路整備推進協議会」から県知事へ要望しておりました、取付道路完成までの間の工事用道路を活用した暫定供用については、9月定例県議会で、年内供用開始の方針が示されておりましたが、先般、暫定供用開始に係る諌早湾干拓堤防道路開通式の日程が12月22日に正式決定されたところでございます。

暫定供用開始は、本市経済の活性化や観光振興に大きな効果が期待されるところであり、市としましても、これを絶好の機会ととらえ、堤防道路に隣接する町下地区公有水面埋立予定地を活用して、期間限定による本市の優れた物産の直売所を設置し、正式供用開始後の町下地区公有水面埋立予定地の活用に関する実証実験を行なってまいりたいと考えております。
 
【第69回国民体育大会の雲仙市開催競技の決定について】
7年後の2014年に本県で開催されます第69回国民体育大会につきましては、長崎県準備委員会に対し、サッカー競技とボクシング競技の雲仙市開催を要望しておりましたが、去る11月26日の第1回常任委員会において、要望どおり2競技とも本市で開催されることが正式に決定されました。

サッカー競技につきましては、島原市との共同開催となりますが、開催条件として、芝生グランドを3面確保することが必要とされており、現在、雲仙市内にある県立国見百花台公園と雲仙市国見総合運動公園の各1面に加え、もう1面早期に整備したいと存じます。

また、ボクシング競技につきましては、雲仙市吾妻体育館において、2つのリングを設置して開催する予定となっております。

雲仙市として初めての国体開催であり、また、対外的に雲仙市をPRする絶好の機会でもありますので、今後、競技の成功に向けて万全の準備をしたいと考えております。

市議会議員皆様並びに市民皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。