【Iターン】諸山 岳志さん・朗さん
【活動拠点】小浜町(神奈川からのIターン)
【活動内容】ゲストハウス「諸山宿舎」経営
岳志さんは神奈川県出身。母校の美術大学で職員として勤務後、2019年から3年間、雲仙市で地域おこし協力隊として移住や関係人口の活動に携わる。
朗さんは東京都出身。岳志さんと同じ美術大学を卒業後、番組制作会社に就職。2019年に両親の島原市へのUターンとともに移住し、小浜町にある古民家カフェ「刈水庵」に店長として勤務。
現在は夫婦でDIYで古民家を改装し、ゲストハウス「諸山宿舎」を経営。
移住成功のコツは知り合いを作ること
【朗さん】 父が実家の設計を依頼したのをきっかけにデザイナーの城谷耕生さんから、自身の運営する刈水庵の店長として働かないかと声をかけてもらいました。近くに家も探していただき、デザインと店の運営を兼業する働き方に興味を持ち、小浜町に住むことにしました。
同年代の先輩移住者も紹介してもらい、いろいろな話も聞くことができたのでありがたかったです。
近所の方たちもよく声をかけてくださり、野菜や魚のおすそ分けもいただいたりします。刈水庵には隣の家で飼っている鶏がよく庭に散歩に来たりするんですよ(笑)
友達が遊びに来ると、ほっとふっと105にある蒸し釜料理でもてなしたりします。夕陽も見られてお気に入りのスポットです。
都会にいたときは仕事が忙しく、いろいろなものに流されながら過ごしていましたが、雲仙市での生活はゆっくり時間が流れている気がして心に余裕ができたと感じています。
移住を成功させるコツは、先輩移住者に話を聞くなど知り合いを作ることだと思います。不安に思うことなどがあったりしたら、私たちも相談に乗ることができると思います。
何度も遊びに来ている間にここに移住したいと思いました
【岳志さん】 妻が雲仙市に移住し、何度も遊びに来ている間に移住したいと思うようになりました。
仕事を探しているときに見つけたのが雲仙市地域おこし協力隊の募集。地域おこし協力隊の活動では、移住促進や関係人口創出に関する業務を担当し、相談対応や企画運営に携わってきました。自身の移住前から移住後までの経験を業務に生かすことができました。
また、妻とは移住後に結婚したのですが、雲仙市は結婚や家賃に関する支援が充実していたので助かりました。こういった支援策があると、私たちのような新婚夫婦が住む大きなきっかけになると思います。
令和4年3月をもって地域おこし協力隊の任期が満了し、新たなスタートを切ることとなります。現在、住んでいる家の近くに新たに空き家を購入し、休日にはDIYで改装をしています。任期終了後は本格的に作業を行い、新たな事業を行いたいと考えています。
大学で建築を学んでいたのでこういった作業は好きですし、友達や妻の両親も手伝ってくれるので、人とのつながりを強く感じながら、これからのやりたいことに向かってがんばっています。
移住者インタビュー(外部リンク)