【Iターン】宮下 裕之さん
【活動拠点】小浜町(東京からのIターン)
【活動内容】日本料理「彩雲」
東京都(三鷹市)出身。18歳から料理人の修業を重ね東京神楽坂で日本料理店を開業。17年間日本料理店を経営。
2021年雲仙市に夫婦で移住。2022年に無農薬野菜と天然地魚、橘湾の絶景でもてなす料理店、日本料理「彩雲」を小浜町に開業。日本料理一筋43年の宮下さん。
島原半島の大自然と「彩雲」が移住のきっかけ
旅行で長崎を訪れた際、島原の友人に案内してもらい、雲仙市の事を知りました。愛野展望台から小浜に向かうと空気感がガラッと変わり、雲仙普賢岳のエネルギーを感じました。
島原半島を周遊する中で雲の一部が虹色に色づいて見える現象「彩雲」を人生で初めて見ました。それを調べてみると縁起が良い大地からのメッセージというものであり、小浜町へ移住することに背中を押されました。(自身の第二ステージは雲仙市でありかなと。)
そんな中、空き家バンク物件が目に留まり、緑のトンネル(旧小浜鉄道沿線)から見た景色が印象的で橘湾の眺望がすばらしく海も山も感じることができるこの物件で開業しようと決めました。その後、店舗兼住宅としてリフォーム補助金や起業支援を活用し、日本料理「彩雲」を開業しました。
東京では出合うことがなかった在来種や固定種の野菜に感激し、現在、瑞穂町岩戸地区の冷たい水で作られた棚田米と在来種の根菜類を使った朝食等を提供しています。料理に使うお水も小浜町の湧水を利用しています。
地域とのつながりと心身ともに健康に
その地域に魅せられていたから、早く雲仙市で暮らしたい気持ちが大きかったこともあり、移住に対する不安はありませんでした。移住するにあたり友人のつてがあり、地域住民の方を紹介してもらったり、食材を探す中で地域の方や移住者の方と知り合いになったことも一つの要因であると感じています。今では現在住んでいる小浜町富津地区の地域住民が漁村を元気にしようと「まちおこし」を考えていて、その話し合いなどに参加することもあります。私自身、移住してきた人として移住者目線で「まちおこし」に少しでも力になれればと考えています。
富津地区には弁天公園というお気に入りの場所があり、松の薫りが漂う松林を散歩し、公園内にある土俵で相撲を取ることもあります(笑)。
私たちは地場産品を使った料亭をすることが移住の目的でもありましたが、移住される方は、子育てであったり、安心・安全な野菜を育てたり、料理したり、それぞれに移住する目的があると思います。雲仙市は温泉で健康的になるだけでなく大自然の恵みにより精神的にも豊かな暮らしができる「まち」であると感じています。
日本料理「彩雲」Instagram
(外部リンク)
日本料理「彩雲」HP
(外部リンク)