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【小浜町】耕作放棄地と空き家の再生/株式会社 扇会

最終更新日:


【Iターン】株式会社 扇会

(左から順に)

上村 威さん/坂本 将彦さん/松村 隆成さん/久保 瞳美さん


  • 4人



【活動拠点】雲仙市小浜町

【活動内容】株式会社扇会/農業


上村さん(小浜在住 京都府出身Iターン)

坂本さん(小浜在住 熊本県出身Iターン)

松村さん(小浜在住 千葉県出身Iターン)

久保さん(小浜在住 神奈川県出身Iターン)


大学を卒業後、それぞれ前職では測量機器メーカー・証券会社・農業法人・医療関係製造業に勤務。

2025年に雲仙市小浜町に4名で移住。株式会社扇会を設立し農業を営む。


「農業をやらないか」と声をかけました。

(上村さん)農業を始めたきっかけは、非常に難しい産業に、誰と一緒に取り組んでいけるかと考えた際に、彼ら3人の顔が思い浮かびました。そこで、「一緒に農業をやらないか」と声をかけてスタートしたような経緯になります。

(松村さん)上村とは前職の農業法人で知り合って、いろんなチャンスを見出してここに移住してきました。

(上村さん)主な作付けとしては、カボチャ・玉ねぎ・菜の花。今後は白菜やインゲン豆、トウモロコシなど多岐にわたる作物を育てていきたいと考えております。

  • かぼちゃ

大学時代から縁があった雲仙市

(上村さん)私と坂本は長崎大学出身で、その当時から雲仙市には宿泊や飲みを開いたり、昔からご縁があった場所でした。

農業を始めるにあたって、カボチャに土壌適性があった産地を探したいというところで、島原半島を約2年前に車で2日かけてぐるっと一周しました。

そこで、この北串山という地域に非常に上手にカボチャを作る農家さんがいて、それが最終的な移住の決め手となりました。

農業をやっていると作業に没頭してしまうんですけども、ふとした夕日が見える帰り道であったり、海や朝日であったり、そういった美しい風景が最終的な心をつかむきっかけになりました。

  • 夕日



空き家バンクでの家探しと農地探し

(上村さん)移住のプロセスとしては、雲仙市地域づくり推進課の方に相談をさせていただいて、空き家バンクを活用させていただきました。

雲仙市空き家バンクのホームページに物件の詳細がたくさん載っているので、希望の地域や広さだったり、リフォームの可否など諸々含めて検討しました。

畑だったり、倉庫がついている空き家がどうしても必要だったので、物件を何件か厳選させていただいて今のこの家にたどり着きました。

拡大する農地を見つけるにいたっては、まずは空き家バンクと一緒に購入した自分たちの土地を精一杯耕すというところからスタートしました。

農地の所有者の方々は、我々が本当に畑や耕作放棄地をしっかり耕作しきることができるのかという所が重要な評価ポイントになってくるので、「まだまだ拡大できますよ」とアピールし、徐々に細かい畑を少しづつ拡大していっています。

  • 農作業


雲仙市空き家バンクはこちら別ウィンドウで開きます


活用した補助金

(上村さん)移住してまず初めにしたことは掃除ですね。二階には家財道具や高級そうな壺などが沢山あったので処分と売却を同時に進めていきました。

空き家に関する補助金としては、「移住促進空き家リフォーム補助金」を満額、空き家を売買する際の仲介手数料補助金、あとは、トイレがくみ取りだったので浄化槽を入れる際の補助金を利用させていただきました。

農業に関しては、農業機械の購入や耕作放棄地の開墾をするにいたって、市から補助金を頂くことができるので、そこはすごく魅力なのかなと思います。

雲仙市のひとつの強みとしては、補助金の情報がすごく細かいところまでホームページに載っているので、そこで大体の要領をつかむことができました。その後、実際に窓口の方に代わるがわる電話をして自分たちに合う補助金というものを見つけてまいりました。

  • リフォーム


  • 空き家バンク

物理的な距離を超えた“心の繋がり”

(久保さん)農業を始めると、地域の方が私たちの畑の前を通ったときに沢山アドバイスをしてくださって、地元の方にたくさん支えられているなって。その時に「あぁ、ここに来てよかったな」っていうのはすごく感じます。みかんとか柿とかも、いろんな方から応援していただいていつも地域のつながりをすごく強く感じています。


(松村さん)自分は出身が千葉県で割と都会の方なんですけど、人との距離感が違うなっていうのは思いましたね。「ご近所づきあい」みたいなのがすごく頻繁にあるので、合う人にとってはものすごく居心地良いと思いますね。

地元の人が自分たちを必要としているというか、若者が来て農業を頑張っていて、ていうのをすごく応援してくれています。

自分たち入ってきたばっかりで、農業をやるにしても機械がなかったり、道具がなかったりっていうので、地元の方々が農機具を貸して下さって。本当に一方的に助けられてばっかりなんですけど、何らかの形で地元の人たちに恩返しできたらと思っています。

  • 農作業


(坂本さん)移住して約一年。住まいの周りの方もなんですけど、会社関係もすごく知り合いが増えて、イベントとかに参加させていただいたり、すごく楽しい日々を過ごさせていただいております。


(上村さん)地域の方に「海釣りに行かないか?」というお誘いだったり、うちは地元の青年会に入っているんですけども、その青年会で飲み会に行ったり。「今度BBQをしないか?」みたいな話とかもあって。暮らしているこの家は、周りに家がまったくないという状況で、物理的な距離を超えた“心の繋がり”というものを持たせていただいています。


お気に入りの場所

(松村さん)お気に入りの場所は「小浜漁港」ですね。すごく景色も良くて、夜行くとライトがちょっとずつ見えて、すごい見晴らしのいいところで。私は釣りに行くんですけど、毎回ししゃもを2匹釣って帰るっていうのをよくやっています(笑)

  • 小浜


(上村さん)僕は「よしちょう」さんっていうお店があって、個人的には、そこの煮干しちゃんぽんがすごく美味しくて。食事をすると温泉もタダで入れて、そこのサウナがすごく良くて定番のルーティーンとなっております。


(坂本さん)一番家の近くにあるお店のパインテールファームさんですね。移住したときは看板だけあって、開店していなかったのでいつ開くんだろうなって楽しみにしていたんですけど。一度お伺いさせていただいたらすごく美味しくて。お客さんもすごい県外からも来られていました。


魅力は食と温泉

(久保さん)意外と町も近くて、「ちょっとちゃんぽん食べに行こうか」って言ったら、お昼みんなで「よしちょう」さんに行ったり。温泉もすごく近くにあって。温泉に入っているからなのか体の調子も結構よくて、あんまり疲れないなっていうのは、すごく感じているんですよね。そこも魅力かなとは思っています。

(上村さん)若返ってるんでね、温泉に入ってね(笑)そうみると大きな魅力ですよね。

あとは、温泉料金が安すぎるっていうところも魅力ですね。東京ならば2、3千円するような温泉が雲仙市に住んでいると200円だったり300円だったり安いっていうところですね。

  • 棚湯



(坂本さん)一緒なんですけど、今のこの時期くらいの寒くなってきたときの「望洋荘」。温泉に入ったときが幸せを感じるときですね。

サラリーマン時代は飲むこと以外は娯楽がそんなになかったので、飲み屋が少ない田舎に移住して大丈夫かなと思ったんですけど、楽しく過ごさせていただいております。


充実した休日の過ごし方

(上村さん)「パインテールファーム」さんは土日に営業していて、弊社もカレンダー通りのお休みなので、昼から美味しいピザを食べながら白ワインを飲んだり、非常に良い休みの過ごし方ですね。

あとは4人で長崎市に行ったり、鹿児島に旅行に行ったり、指宿で2泊3日したり。基本的に3人や4人で旅行に出かけることが多いですね。

(坂本さん)雨の日の前日とかにみんなで「弁天」さんとかに行ったりとか、お酒を飲んだり、みんなで地酒を飲むのが楽しみになります。

  • 休日


(松村さん)4人で車に乗っていろんなところに行っていますね。温泉とかサウナとか。たまに畑に行ったりとか、ちょっとトラクターに乗ってみたりとか(笑)そんな感じの休みを過ごしていますね。


雲仙市で農業をすることの魅力

(上村さん)島原半島の中で雲仙市は諫早市と接している地理的な優位性が結構あるんですよね。やっぱり物流問題っていうのが明白になってくるので、その中で一番福岡に近い雲仙市という場所は島原半島で選ぶにあたっては一つのポイントなのかなと思います。

(松村さん)僕らが引っ越したきっかけにもなるんですけど、雲仙市は本当に農業にかけている補助金とかが手厚いっていうところが、まず農業をやりやすいポイントですね。

  • 畑


あとはやっぱり気候も良くて土質も良くてものすごく農業に適してて。山なんで畑一筆は小さいんですけど、すごい日当たりは良くて、温暖な気候で他の産地とは違う時期に野菜が作れるっていうのは魅力だと思います。

あと地域の農業のレベルがすごく高いので、ここから南の方に若い人たちもいっぱい農業に参入しているので、全国的に見ても農業やるのにはめちゃくちゃいい土地だなと思うのでそこはすごく魅力を感じますね。


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