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平成27年第2回雲仙市議会定例会 市長報告

最終更新日:


【雲仙市まち・ひと・しごと創生本部の設置について】
 4月6日、雲仙市のまち・ひと・しごと創生に全庁的に取り組むため、市長、副市長、教育長、部局長、総合支所長により構成する「雲仙市まち・ひと・しごと創生本部」を設立しました。
 地方創生による地域間競争は激化するものと思っておりますが、本市の特性を活かしつつ、「市民視点の地方創生」の実現に向け、長期人口ビジョンおよびまち・ひと・しごと創生総合戦略を作成するとともに、本市の実情を踏まえ、人口、経済、地域社会の課題に一体的に取り組んでまいります。

【第116回九州市長会総会の開催について】
 5月14日、九州・沖縄8県118市からなる九州市長会の総会が、雲仙市で初めて開催され、各都市に共通する課題や問題点を議論し、国等への要望事項の協議が行われました。
 この総会では、各市の市長、各県市長会事務局など、約280名の出席がありました。
 雲仙開催につきましては、九州市長会長をはじめ、多くの出席者から大変高い評価をいただいたところでございます。
 これもひとえに、雲仙温泉観光協会や、雲仙旅館ホテル組合の皆様方、おもてなしの心で対応していただきました各宿泊施設の皆様、ご協力いただきました関係各位のご協力の賜物であり、心より感謝申し上げます。

【雲仙市各地域審議会に対する諮問について】
 5月18日、雲仙市各地域審議会に対し諮問を行いました。
 これは、今回の第5期地域審議会が最終期の審議会であることから、市制施行後10年の節目の年を迎える雲仙市のこれまでの歩みを振り返り、新市建設計画を踏まえて策定した雲仙市総合計画における地域別振興計画の実施状況、そして各地域におけるまちづくりの方向性について、総括的なご意見を頂戴するために、諮問を行ったものでございます。
 今後、個別具体的な課題に関する提言書の作成に加えて、諮問に対する答申の作成に向け、ご審議を賜る予定としております。

【国勢調査実施本部の設置について】
 本年10月1日を調査基準日として、全国一斉に国勢調査が実施されます。
 調査結果につきましては、地方交付税の算定に用いられるなど、国が行う基幹統計の中でも、特に重要な統計調査となっております。
 今回の調査では、インターネット調査を初めて全面的に導入することから、これまで以上に市民の皆様への周知等に取り組む必要がございます。
 このようなことから5月18日、副市長を本部長とする「平成27年国勢調査雲仙市実施本部」を設置いたしましたが、引き続き、全庁的な協力体制のもと、市民皆様のご理解とご協力をいただきながら、正確で円滑な調査の実施に努めてまいります。

【第1回「(仮称)愛野コミュニティセンター建設検討委員会」の開催について】
 5月22日、第1回「(仮称)愛野コミュニティセンター建設検討委員会」を開催いたしました。
 市民の皆様が使いやすく、よりよい施設として整備するためにも、建築の専門家や市民の代表の皆様などから基本構想についてのご意見を伺いたいと考え、この度、本委員会を組織させていただいたものでございます。
 委員の皆様には、愛野コミュニティセンターが、交流と地域の賑わいを創出するまちづくりの拠点施設となるようご審議いただき、市としましては、建設検討委員会のご提言を踏まえた庁舎整備検討委員会からの構想案を受け、最終的にどういった規模・内容とするかを判断してまいりたいと考えております。

【総合教育会議の開催について】
 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正により総合教育会議の設置が義務付けられ、初会合となる雲仙市総合教育会議を5月25日に開催いたしました。
 これは地方教育行政において首長と教育委員会の連携強化を図る目的で開催するものであり、会議では私と教育長を含めた5人の教育委員により雲仙市の教育の現状や課題などについて意見交換を行いました。
 今後もこの会議を重ね、首長と教育委員会が十分に協議調整を行ったうえで雲仙市の教育行政の充実・発展に繋げてまいりたいと考えております。

【子どもの読書活動に係る文部科学大臣表彰受賞について】
 4月23日、国見町で活動されている図書ボランティアグループ「おはなしのへや ぐりとぐら」の皆様が、平成27年度子どもの読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受賞されました。
 今回の表彰は、平成11年結成以来の毎月のお話会の活動や、季節ごとに地域の方々をゲストに招いたイベントの開催、また、地元高校生にも参加を呼びかけた絵本を通じた交流など、次代につなげる積極的な活動が高く評価されたものと思います。
 市民の皆様と共に心からお祝い申し上げますとともに、今後益々のご活躍をご期待申し上げます。

【島原半島における環境保全の取り組みについて】
 4月9日、雲仙市が中心となって島原半島全体を対象とする提案書を提出しておりました環境省の事業である「低炭素・循環・自然共生」地域創生実現プラン策定事業のモデル地域の一つに、島原半島が選定されました。
 本事業は、再生可能エネルギー資源であります木質などのバイオマス発電をはじめ、潮流、潮力、地熱、湧水、小水力、風力などのポテンシャル調査や、持続可能性調査を経て、その結果に基づき事業展開を図るためのプランの策定を行う事業であります。
 島原半島における「エネルギーの地産地消」、「エネルギー産業の誘致」などによる「まちおこし」を目的としており、低炭素・循環・自然共生のモデル地域となるよう、産官学地域連携の体制のもと取り組んでまいります。

【災害時における協定について】
 5月1日、災害時における飲料等の確保を目的として、ワールドサンフーズ株式会社様と「災害時における救援物資提供に関する協定」を締結いたしました。
 これは、災害発生時に飲料等を優先的に安定供給していただくものであり、災害備蓄水として、「サントリー天然水」1万本を毎年5年間、市へご提供いただくほか、災害時には無料で飲料水などを提供することができる災害対応自動販売機を市内3箇所に設置していただくものです。
 また、5月26日には、島原地区老人福祉施設協議会様と「災害時における福祉避難所の設置運営に関する協定書」の調印を行いました。
 これまで雲仙市が指定しておりました「福祉避難所」は、市の保健福祉センターなどの7箇所でございましたが、協定調印により、島原半島内の老人福祉施設39事業所様を新たに指定させていただくこととなり、大規模災害時に、介護が必要な高齢者等、一般の避難所では生活することが困難な方々にとって、大きな安心につながるものと確信しております。
 市といたしましては、市民の皆様の安心・安全を確保するため、より一層の防災対策の強化・充実に努め、また、誰もが安心して暮らすことのできるまちづくりを今後も推進してまいります。

【プレミアム商品券発行事業並びに魅力ある職場づくり支援事業について】
 5月30日から雲仙市プレミアム付商品券の販売が開始されております。
 この商品券は、雲仙市商工会が発行し、発行規模は3億円に20%のプレミアムを付け額面3億6千万円となっております。
 さらに、中学生までの子どもを2人以上養育する多子世帯を支援するため、販売額1万円の商品券を8千円で購入することができるように1冊につき2千円の助成を行っております。
 販売期間は6月12日まで、商品券の利用は6月1日から11月30日までの6カ月間、市内の加盟店舗で利用可能となっております。
 また、市内企業が実施する人材育成のための研修や労働改善を目指す研修会開催経費、起業や第二創業のためのコンサルタントに要する経費、各業務における必要な資格取得の経費などの支援を行う『雲仙市魅力ある職場づくり支援事業』の申請受付を開始いたしました。
 企業収益や企業の魅力の向上を目指し、幅広い支援ができるよう制度設計をしておりますので、多くの企業、団体の皆様に活用をお願いしたいと思います。
 この2つの事業は、地方創生における『地域住民生活等緊急支援事業のための交付金』を活用して実施する事業であり、地場産業の振興、各企業の生産性の向上や雇用の創出など、地域経済の活性化につながるものと大変期待をしているところでございます。

【島原半島地域食肉センターについて】
 雲仙市から島原半島地域食肉センター事業協同組合に引き継がれた「島原半島地域食肉センター」は、平成25・26年度の2カ年度をかけて整備され、4月17日に落成式を迎え、近代的な食肉センターとしてスタートしております。
 島原半島は、県下でも有数の農畜産物の生産地域であり、本食肉センターは島原半島にとって、なくてはならない施設であり、畜産業の振興のみならず、地域経済の振興に大いに貢献していただけるものと期待しております。

【諏訪農産加工組合の野菜塩蔵加工施設について】
 4月21日、小浜町北串地区の諏訪農産加工組合主催の野菜塩蔵加工施設の落成式に出席させていただきました。
 この施設は、国及び市の補助金を活用し、長崎県の伝統野菜であります「長崎白菜」などを漬物へ一次加工する施設でありますが、当組合においては早くから生産から加工までの体制を確立されており、大手飲食チェーン店や関東方面への販売額も年々増加しておられるようです。
 今後の生産量拡大及び農業所得の向上をご期待するものであります。

【市長トップセールスについて】
 4月30日、雲仙ブランド認定の「特別栽培馬鈴薯」および「特別栽培玉葱」を生産されている「小浜特別生産組合」の皆様が、大阪にあるJA全農青果センター大阪センターと商談を行いました。
 私も同行させていただき、生産物の素晴らしさや、面積拡大による取引量の増加が期待できる点をPRし、沢山の取引がある同センターを通じ、広く店頭で取り扱っていただくようお願いいたしました。
 今後も、積極的にトップセールスを行い、雲仙市の特産品の販売促進や販路開拓に努めてまいります。

【「雲仙モーモーフェスティバルインみずほ2015」について】
 5月4日、瑞穂町みずほの森公園一帯におきまして「雲仙モーモーフェスティバルインみずほ2015」が開催されました。
 このイベントは、牛乳の消費拡大や地域活性化を目的に、地元自治会や雲仙市酪農連絡協議会の方々を中心とした実行委員会の皆様のご尽力により、今年で30年目26回の開催となっております。
 当日は、島原農高の生徒の皆さんなどのご協力のもと、牛の乳搾り体験や小動物とのふれあいコーナー、ヤマメのつかみ取り等の様々な催しや、瑞宝太鼓の皆様による演奏も岩戸神社で披露され、市内はもとより県外からの観光客も含め、多くの来場者があり、公園一帯は終日賑わいを見せていたとお聞きしています。
 ゴールデンウィークの恒例イベントとして定着し、地域の皆様の団結により、長年に亘って継続され、市内外の方々に地域の魅力を発信し続けてこられたことは、関係各位の多大なる努力の賜物であり、深く感謝する所存でございます。

【「第10回小浜温泉ジャカランダフェスタ」の開催について】
 5月23日から6月21日までの約1か月間、ジャカランダフェスタ実行委員会主催の「第10回小浜温泉ジャカランダフェスタ」が小浜温泉街で開催されており、「フォトコンテスト」や「夜間ライトアップ」など、ジャカランダにちなんだ各種イベントで賑わいをみせているとお聞きしております。
 期間中は、紫色に染まった美しいジャカランダの花が小浜温泉街で楽しめ、多くの観光客にお越しいただけるものと見込んでおります。
 開催にあたり、主催者の皆様をはじめ関係各位のご尽力に対し、心から敬意を表しますとともに感謝申し上げます。

【ねんりんピック長崎2016雲仙市実行委員会の設立について】
 平成28年に第29回「全国健康福祉祭」、いわゆる「ねんりんピック」が長崎県で開催され、雲仙市においては、サッカーの交流大会を開催いたします。
 その円滑な運営と推進を図るため、5月25日に「ねんりんピック長崎2016雲仙市実行委員会」を設立いたしました。
 当日は、市議会の大久保議長様をはじめ、多くの関係機関・団体の皆様のご出席をいただきました。
 市といたしましては、今後実行委員会を中心に「ねんりんピック長崎2016」の成功に向け、雲仙市らしい魅力あふれる大会となるよう準備を進めてまいります。

添付ファイル
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