【台風15号による被害状況について】 8月25日の未明から昼過ぎにかけて九州北部を通過した台風15号は、猛烈な風と、雲仙岳において観測史上最大となる時間雨量134.5ミリを記録するなど、非常に激しい雨を伴い、各地に被害をもたらしております。 本市の対応としましては、暴風波浪警報が発表される前に警戒本部を設置するとともに市民への注意喚起と市内11箇所の自主避難所を開設し、110世帯、158人が自主避難されましたが、午前11時前までに全員が帰宅されました。 人的被害の報告は受けておりませんが、土砂崩れや倒木等による通行止めや、停電などにより市民生活に支障をきたしました。 また、農業用施設等も被害が発生しており、現在、各施設等の被害状況を取りまとめているところでございます。 今後とも市民の皆さまの安心・安全の確保のため、より一層の防災対策の強化に努めてまいります。
【芸術文化・ものづくり等各種大会における受賞について】 7月18日から20日までアクトシティ浜松で開催された「第19回PIARAピアノコンクール全国大会」のデュオA部門において、神代小学校3年生の内田咲桜子さんと土黒小学校4年生の久山永遠さんが1位に輝かれました。 7月20日から23日まで国立オリンピック記念青少年センター及びNHKホールで開催された「第62回NHK杯全国高校放送コンテスト アナウンス部門」において、愛野町在住で、長崎県立諫早農業高等学校3年生の松永裕太郎さんが優勝されました。 7月25日から26日まで滋賀県立高等技術専門学校で開催された「第10回若年者ものづくり競技大会 フライス盤部門」において、南串山町在住で、長崎県立島原工業高等学校機械科2年生の田島向陽さんが、最優秀となる厚生労働大臣賞を受賞されました。 各分野において素晴らしい成績を残された皆様に対し心からお祝い申し上げます。
【長崎県中学校体育大会の結果について】 7月下旬、「長崎県中学校総合体育大会」が県内各地で行われ、市内中学校を代表する生徒の皆さんが12競技に出場いたしました。 団体種目では、小浜中学校の卓球女子が2年連続優勝を、また、バレーボール男子では、小浜中学校と吾妻中学校が合同チームで臨み見事優勝を果たしました。 個人種目では、陸上競技男子共通棒高跳びで、国見中学校の森瀬陸くんが1位、2年男子1500mで愛野中学校の溝口泰良くんが2位、バドミントン男子ダブルスで小浜中学校の酒井瑛矢くん・奥村魁夢くんペアが1位、卓球女子シングルスで同じく小浜中学校の馬場理乃さんが2位、西川愛さんが3位入賞を果たしました。 また、柔道女子57kg級で南串中学校の渡部亜紀さんが2位、体操男子個人の部で南串中学校の金澤昴星くんが3位となりました。 今申し上げた選手の皆さんは、8月初旬から九州各地で行われた九州大会に出場し、持てる力を十分に発揮したと伺っております。
【市民スポーツの振興について】 市民の競技スポーツの祭典であります「第10回雲仙市民スポーツ大会」が、7月25日の総合開会式を皮切りに、8月1日から8月23日まで延べ6日間にわたり、市内全域において各競技が盛大に開催されました。 総合開会式では、本市のスポーツ振興に貢献された社会体育功労者や、昨年度開催された「がんばらんば国体」や全国大会などで活躍された選手・団体が表彰を受けられたところでございます。 また、7月25日から26日には、雲仙市市制施行10周年を記念し、雲仙市ソフトボール協会主催による「24時間ソフトボール大会」を開催いただきました。 更に、小学生スポーツでは、土黒小5年生の内野杏美さんが、「第32回全国少年少女レスリング選手権大会」で全国優勝の栄冠に輝かれたほか、国見少年ソフトボールクラブが、「第29回全日本小学生男子ソフトボール大会」に長崎県代表として出場し、ベスト16という結果を、また、小浜諏訪クラブと大塚男子バレーボールクラブが、「第30回全九州小学生バレーボール男女優勝大会」に出場し、大塚男子バレーボールクラブが優勝するなど、本市のスポーツを大いに盛り上げ、素晴らしい成績を収められております。 市制施行10周年の年に、スポーツが盛り上げているこの気運を更に繋げていけるよう、10月に開催予定の「第5回雲仙市民大運動会」では、多くの市民の皆様に参加していただき、「市民総スポーツ」の推進、また、健康で明るく、活気に満ちた地域づくりに繋げてまいりたいと存じます。
【豪雨による災害について】 6月30日から7月1日にかけて発生した梅雨前線豪雨並びに8月12日発生の集中豪雨により、農地や農業用施設並びに公共土木施設の計69箇所において被害を受けており、これらの復旧に要する概算事業費は総額約9千万円を見込んでおります。 今後の復旧につきましては、国の災害復旧事業を活用するなど、農地・農業用施設及び公共土木施設の早期復旧を行い、機能回復に努めてまいります。
【長崎大学との包括連携協定の締結について】 8月12日、人材の育成、地域産業の振興、子育てや教育、医療など様々な課題に迅速に対応し、活力ある豊かな地域社会の発展に寄与するため、長崎大学と連携・協力体制の構築を図ることを目的とした、「長崎大学と島原半島3市との包括連携に関する協定調印式」を行いました。 今回の協定調印により、島原半島3市が共同で取り組んでおります環境省の「低炭素・循環・自然共生」地域創生実現プラン策定事業における更なる長崎大学との協力体制の構築と、島原半島における「エネルギーの地産地消」、「エネルギー産業の誘致」などによる地域活性化に寄与する施策の展開が図られるものと考えております。
【和泉屋愛野新工場増設に伴う立地協定について】 7月24日、有限会社和泉屋様による新カステラ工場の増設計画に伴い、和泉屋様と雲仙市との間で立地協定を締結いたしました。 今回の増設計画では、工場の生産能力向上と、高度な衛生基準への対応などが図られることにより、雇用の増加が見込まれ、また、工事については、地元企業の活用を考えられていることもお聞きしており、地域経済への波及効果、雇用促進に期待しているところでございます。 市といたしましても、今回の工場増設につきましては、雲仙市工場等設置奨励制度に沿って、でき得る限りの支援をさせていただく所存でございます。
【市長トップセールス「香港EGLツアーズ訪問」について】 8月18日、香港から日本へ高い観光客の送客実績があります、香港最大手旅行会社EGLツアーズの袁 文英社長を訪問し、本市のPRとともに香港から本市への観光客の送客をお願いしてまいりました。 また、10月には、袁社長を本市へお招きし、外国人観光客の誘致に取り組むにあたっての雲仙市の魅力や課題等についてご講演をいただく予定でございます。 今後も、国内外からの観光客の誘致活動を積極的に行い、雲仙市への誘客に繋げてまいります。
【新規就農者確保・育成推進講演会について】 8月10日、吾妻町ふるさと会館におきまして、新規就農者の確保・育成の優良事例を研修し、地域・産地全体で新規就農者を育成する方策を検討することを目的とした、「雲仙市市制施行10周年記念事業 新規就農者確保・育成推進講演会」を開催いたしました。 第1部では、鹿児島県志布志市農業公社の村中事務局長、曽於畑地かんがい農業推進センターの大保技術専門員を講師にお招きし、全国的に就農者を募集し、研修事業を行ったことにより産地を復興させた事例等についてご講演をいただきました。 第2部では、雲仙市内の農業者にパネラーとなっていただいてパネルディスカッションを行い、新規就農者を産地全体で育成していくために、どのような方法があるか、それぞれの取組を交えて熱くお話いただきました。 市としましても、今後も皆様のお声を拝聴し、関係機関と連携しながら、農林水産業の振興・支援に努めてまいります。
【地方創生講演会について】 7月25日、雲仙市市制施行10周年記念事業として、石破茂地方創生担当大臣をお招きし、「地方創生講演会」を開催いたしました。 現在、雲仙市においても取り組んでいる地方創生について市民参画を推進することと、地方創生担当である石破大臣に、豊富な資源を有するこの島原半島を是非ご覧いただきたいとの思いから、加藤寛治衆議院議員にご相談し、大久保議長共々お願いに伺い、講演会の開催がかなったものでございます。 石破大臣による「地方から創生する我が国の未来」と題する講演は、本市並びに島原半島各市の活力あるまちづくりに大きく寄与するものであり、本市における、まち・ひと・しごとの好循環づくりのための地方版総合戦略を策定するにあたり、市民の地方創生に対する機運を盛り上げる絶好の機会になったものと確信しております。
【雲仙市まち・ひと・しごと創生市民懇話会について】 7月31日、本市の人口減少等の課題解決を図るため、第1回雲仙市まち・ひと・しごと創生市民懇話会を開催いたしました。 本市の現状や将来推計等のご説明をさせていただいた後、懇話会委員から様々なご意見をいただきました。 今後も、総合戦略の策定及びまち・ひと・しごと創生に資する施策の検討に当たり、広く市民等に意見を求め、本市におけるまち・ひと・しごと創生を効果的に推進してまいります。
【愛野町から小浜町までの幹線道路の整備における要望活動について】 7月6日、愛野町から小浜町までの幹線道路の整備における雲仙市・雲仙市議会の合同要望として、大久保議長並びに産業建設常任委員会委員の皆様に同席していただき、国土交通省及び自民党本部、加藤寛治衆議院議員ほか国会議員へ要望を行ってまいりました。 現道である国道57号において、縦断勾配が急な区間、小さな平面曲線が続いている区間、右折車による渋滞区間などが改善されるよう、現道改良による機能強化の早期実施を要望するものでございます。 今後におきましても、愛野町から小浜町における幹線道路の整備については、国、県、島原半島三市による「島原半島全体の道路網整備にかかる勉強会」において、バイパスを含めた4車線化の研究を重ね、早期実現に向け、国、県に対し要望を行ってまいります。
【県への要望・提案書の提出について】 8月3日、市議会から大久保議長をはじめ、議員の皆様とともに、市と市議会の合同による「長崎県への施策に関する要望・提案書」を中村知事に提出いたしました。 要望項目は、地域高規格道路島原道路の整備など生活基盤の整備、安心・安全なまちづくり等に関する11項目でございますが、中でも愛野町から小浜町の幹線道路の整備については、中村知事より、「道路の防災機能を高め、部分改良などを含めた機能強化を進めたい」との回答をいただいたところでございます。 今後も、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりに努めてまいりたいと存じますので、引き続き、議員皆様のご協力を賜りますようお願いいたします。
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