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平成28年第3回雲仙市議会定例会 市長報告

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【基準値を超えるレジオネラ属菌の発生について】
 7月6日、国民宿舎望洋荘の浴槽水自主検査において、基準値を超えるレジオネラ属菌が発生したことにつきまして、ご利用の皆様をはじめ、市民の皆様並びに市議会、関係各位の方々には大変なご不便とご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
 同日直ちに浴室の利用を休止させ、原因の究明と清掃及び消毒を行い、水質の再検査の結果を踏まえ、7月14日から施設の利用を再開いたしました。
 今後、清掃消毒箇所の細かなチェックと清掃の徹底に努め、今まで年1回実施していた自主検査の回数を年2回に増やすなど、信頼回復と再発防止に取り組んでまいります。

【暴力追放運動・交通安全にかかる受賞について】
 7月14日、全国暴力追放運動推進センター及び警察庁主催による「平成28年全国暴力追放運動」の暴力団離脱者就労支援に関する標語において、南串中学校2年生の中村希咲さんの「大丈夫 あなたの居場所は きっとある」という標語が優秀賞に決定されました。
 また、8月31日、交通指導員として、昭和45年から長きにわたり地域の交通安全行事に従事されてこられた、小浜町の宅島永紀様が内閣府より「平成28年度交通安全功労者表彰」を受賞されました。
 受賞された中村さんと宅島様に対し、心からお祝い申し上げますとともに、今後益々のご活躍を期待いたしております。

【第22回「長崎和牛」系統枝肉共励会について】
 7月30日、全農長崎県本部主催の第22回「長崎和牛」系統枝肉共励会において、千々石町の平野幸一様が出品された枝肉が、最高賞のグランドチャンピオンとして、また、千々石町の小川博信様、同じく千々石町の荒木良平様が出品された枝肉が銅賞に選ばれました。
 今回の受賞は雲仙市の肥育農家の質と技術の高さが伺え、本市の特産を大きくPRしていただいたとともに、他の肥育農家に対しても励みとなるものであり、更なる畜産振興につながることが期待されるものであります。

【平成28年度全国林業経営推奨行事について】
 公益社団法人大日本山林会主催の「平成28年度全国林業経営推奨行事」において、国見町の森瀬忠明様が、鍋島林業株式会社考案の保残木施業という施業技術により、優良大径木の生産を実践し、長崎県産材の供給および長崎県産材のブランド化と、未整備森林の解消に貢献された功績が称えられ、農林水産大臣賞を受賞することが決定されました。
 このことは、本市の林業の振興に繋がるものであり、今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

【若年者ものづくり競技大会について】
 8月5日から8日にかけて栃木県で「第11回若年者ものづくり競技大会」が開催され、フライス盤部門において小浜町の、島原工業高等学校2年生の本多優介さんが、厚生労働大臣賞を受賞されました。
 この受賞は、本多さんの日頃からのたゆまぬ努力で技術を磨かれてこられた成果であり、心からお祝い申し上げますとともに、今後益々のご活躍を期待いたしております。

【スポーツにおける市民等の活躍について】
 7月から8月にかけ、世界、全国などで開催されたスポーツ競技において、市民及び出身者の皆様が活躍されております。
 ソフトボールの「第11回世界男子ジュニア選手権」がアメリカで開催され、日本代表として出場された愛野町出身の松尾舞輝様が35年ぶりとなる「世界一」に大いに貢献されました。
 さらに、聴覚障害者のバレーボール競技の世界大会である「第3回デフバレーボール世界選手権」がアメリカで開催され、千々石町出身の宮﨑里佳様が、日本女子代表チームのメンバーとして出場され、4位という結果を収められました。
 また、「九州身体障害者アーチェリー選手権沖縄大会」に出場された国見町の栗原和幸様が優勝されております。
 小学生スポーツでは、土黒小学校の内野杏美さんが、「第33回全国少年少女レスリング選手権大会」で見事2連覇を果たされたほか、小浜諏訪バレーボールクラブが「第31回全九州小学生バレーボール男女優勝大会」で優勝、諫早シャイニングガールズに所属する、愛野小学校の川口瑠奈さんは、「第34回全九州小学生男女ソフトボール大会」の優勝メンバーとして活躍されました。
 皆様方の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

【長崎県中学校総合体育大会の結果について】
 7月23日から25日にかけて、「長崎県中学校総合体育大会」が県内各地で行われ、市内中学校を代表する生徒の皆さんが13競技に出場されました。
 団体種目では、国見中学校のソフトテニス男子が準優勝を果たし、個人種目では、南串中学校の渡部亜紀さんが柔道競技女子57kg級において、同じく吾妻中学校の本田来未さんが柔道競技女子70kg超級において、国見中学校の松下菜々さんがテニス競技女子シングルスにおいて、見事優勝を果たされました。
 また、国見中学校の松木葵依さんが陸上競技3年女子800mにおいて、国見中学校の伊達美祈さんが共通女子走り高跳びにおいて、共に2位、国見中学校の本村倖士郎さんが剣道競技男子個人で3位入賞を果たされました。
 8月初旬に九州各地で行われた九州大会では、テニス競技女子シングルスで松下菜々さんが優勝、柔道競技で渡部亜紀さんが第三位という好成績を残されました。
 なお、全国大会においても、持てる力を十分に発揮されたと伺っております。

【スポーツの振興について】
 市民の競技スポーツの祭典であります「第11回雲仙市民スポーツ大会」が、7月29日の総合開会式を皮切りに、8月28日まで、全20競技、約2,000人の市民が参加され、盛大に開催されました。
 総合開会式では、本市のスポーツ振興に貢献された社会体育優良団体や、社会体育功労者並びに、スポーツ優秀選手、団体が表彰を受けられたところでございます。
 表彰された皆様方に対し心からお祝いを申し上げますとともに、今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
 また、7月24日には、市民、県民の健康増進や地域の活性化を目的とした、「第1回諫早・雲仙ウルトラウォーキング」が長崎陸上競技協会及び実行委員会の主催により開催され、県立総合運動公園陸上競技場をスタートし、雲仙市を経由して競技場にゴールする全行程42.195kmのコースを、約1,100人の参加者の皆様が歩かれました。
 吾妻平木場線道路公園の休憩所には、グルメステーションが設置され、雲仙市の物産品が選手の皆様にふるまわれました。
 開催にあたり、関係各位のご尽力に対し、また市民の皆様のご協力に、心から感謝申し上げます。

【雲仙マーチングクリニックについて】
 8月27日、28日の2日間、吾妻体育館をメイン会場として、雲仙マーチングクリニック実行委員会主催による「第6回雲仙マーチングクリニック」が開催されました。
 クリニックでは、県内の中学校や高校の吹奏楽部などに対し著名な先生方によるマーチングの指導が行われ、最終日のファイナルコンサートでは、吹奏楽部の皆さんの日頃の練習とクリニックの成果が披露され、素晴らしい演奏と動きに会場が感動に包まれました。
 実行委員会の皆様の運営に対するご尽力に対し、心から感謝申し上げます。

【各地域における夏祭り等のイベントについて】
 8月に入り各地域で夏祭り等のイベントが盛大に開催され、私もご案内をいただき参加させていただきました。
 各地域の祭り等のイベントは、それぞれに様々な創意工夫がされており、主催者の皆様の地域への想いと熱意に感心するばかりでございます。
 また、この様なイベントは、地域の皆様の交流、地域の活性化が図られ、そして、次世代を担う子ども達の郷土愛を育み、地域の良き文化が引き継がれていきます。
 主催者の皆様には、運営に対するご尽力に対し、心から敬意を表するとともに感謝申し上げます。

【長崎県消防ポンプ操法大会について】
 8月7日、長崎県消防学校で開催されました「第33回長崎県消防ポンプ操法大会」に、雲仙市代表として、瑞穂支団、南串山支団の2チームが出場いたしました。
 両支団におかれましては長期間に渡る厳しい訓練を重ねられ、訓練の成果を十分に発揮し、惜しくも入賞を逃したものの、見事な操法を披露されました。
 この訓練で培った団結力と消防精神は、必ずや雲仙市民の安心・安全に繋がると確信しております。
 なお、大会当日は、大久保議長や、多くの議員の皆様からの応援をいただきましたことを心から感謝申し上げます。
 また、関係支団の皆様並びにご指導いただきました島原、小浜両消防署の署員の方々など、多くの方々のご支援を賜り、この場をお借りしまして深く感謝を申し上げます。

【雲仙岳レスキューネットワーク協議会について】
 7月12日、雲仙警察署におきまして「雲仙岳レスキューネットワーク協議会」の発足式が行われました。
 雲仙・天草国立公園の雲仙岳では、年間約3万7,000人の登山者を迎えており、今後益々の登山者の増加を見込んでおります。
 このようなことから、雲仙岳における山岳遭難事故の未然防止対策及び事故等が発生した場合の早期救助体制を確立するため、協議会が設置されたところであり、関係機関と連携を深め雲仙岳登山客の安全確保に努めてまいります。

【観光業の振興について】
 熊本地震発生の影響による観光客減少を受けて、国では、九州への旅行費用を割引する「九州ふっこう割」が創設されたところでありますが、本市においても、本制度の利用を促進し、1人でも多くの観光客に来ていただけるよう、観光関係者の皆様と一緒になって都市部での誘客に取り組んでいるところでございます。
 7月3日、福岡市・新天町商店街において、小浜温泉観光宣伝隊により、瑞宝太鼓の演奏や、魚の掴み取り、ジャガイモの配布などの催しを実施し、PR活動が行われました。
 この活動は例年行なわれておりますが、今回は特に、熊本地震により落ち込んでいる観光客数の状況を踏まえ、雲仙市へお越しいただけるよう強く呼び掛けが行なわれました。
 雲仙市においても、7月13日には、大阪での九州観光プロモーションに、7月22日から24日にかけては、東京での「都市対抗野球協賛物産展」に参加し、本市の現状と魅力を発信する等、PR活動を行いました。
 また、新たな取り組みとして、雲仙温泉観光協会及び仁田峠着地型観光実行委員会が協賛したJTB九州による「雲仙仁田峠プレミアムナイト」が、8月の毎週土曜日の夜に開催されました。
 本イベントでは、普段、夜間に立ち入ることができない仁田峠及び雲仙ロープウェイ妙見岳駅展望台が開放され、多くの観光客の皆様から、満天の星空に歓声があがったと伺っております。
 関係各位の運営に対するご尽力に対し、心から感謝申し上げます。
 なお、小浜温泉及び雲仙温泉の宿泊者数は、震災後の5月期には前年比57%まで落ち込んでおりましたが、7月期には前年比83%まで回復しており、今後とも、観光地の賑わいを取り戻すことができるよう、関係機関と連携し、積極的にPRを図ってまいります。

【ナショナルパーク・ジャパン構想「国立公園満喫プロジェクト」について】
 環境省が進める、国立公園の魅力を海外へ発信し、外国人観光客の増加を目的とした「国立公園満喫プロジェクト」について、これまで県や関係市町と連携して、雲仙天草国立公園がモデル地区として選定されるよう環境省に対し要望等を行ってまいりましたが、選定には至りませんでした。
 しかしながら、国からは、これまでの要望を踏まえ、特性にあった取組を実施すると伺っており、今後も県や関係市町と連携し、国へ働きかけを強め、雲仙天草国立公園の魅力を高めてまいりたいと考えております。

【国際交流事業について】
 7月30日から8月3日にかけて、公益社団法人 日本体育協会主催による日独スポーツ少年団同時交流事業として、ドイツ団員9名の皆さんを雲仙市にお迎えし、ホームステイをしながら学校訪問や雲仙アヅマクロス、地引網体験など市民との交流を深められました。
 また、8月14日から18日にかけて、ハーバード大学剣道部員5名が、ヘッドコーチを勤める植田教授の出身地である小浜町で合宿を行いました。
 合宿には、市内の園児や小中学生も参加したほか、小浜中学校では同部員による英会話教室が行なわれ、同校の生徒たちと交流を深められました。
 さらに、韓国求礼郡との交流事業として、8月2日から5日にかけて、求礼郡から14名の中学生を雲仙市に迎え入れ、8月16日から19日にかけて、雲仙市の中学生10名が求礼郡を訪問し、体験型活動や学校訪問、合同宿泊等を行い、相互交流を深めました。
 交流を行った皆様が、貴重な経験を通して、将来、国際感覚を兼ね備えた地域のリーダーとして育ってくれることを期待しております。

【香港ユネスコ世界ジオパークとの姉妹提携調印式について】
 8月1日、島原市の雲仙岳災害記念館において、島原半島ユネスコ世界ジオパークと香港ユネスコ世界ジオパークとの姉妹提携調印式が執り行われました。
 両ジオパークは、平成25年6月の協力協定の締結以来、様々な分野で協力を行なってきましたが、今後さらなる火山学の発展に向け、学術的研究や教育分野での連携を強化し、本市においても交流人口の拡大を図ってまいります。

【旭工業株式会社雲仙工場開所式について】
 8月22日、かねてより立地協定を締結しておりました、「旭工業株式会社雲仙工場」の開所式が、長崎県知事をはじめ、県議会、市議会、地元関係者など多くのご来賓参列のもと開催されました。
 同工場は、8月1日から操業を開始され、既に60名を超える雇用により、トヨタ自動車向けの自動車用シートカバーの縫製が行なわれております。
 また、本年内には100名を超える雇用が予定されており、地域の雇用促進はもちろん、定住促進及び地域経済への波及など、今後の雲仙市の発展に大きく寄与するものと思っております。
 旭工業株式会社 山岡社長様はじめ雲仙工場の社員皆様の益々のご健勝、ご活躍をお祈り申し上げます。

【県への要望・提案書の提出について】
 7月25日、市議会から大久保議長をはじめ、議員の皆様とともに、市と市議会の合同による「長崎県への施策に関する要望・提案書」を中村知事に提出いたしました。
 生活基盤の整備、安心・安全なまちづくり等に関する12項目を要望し、中でも愛野から小浜までの幹線道路の整備について、中村知事より、「防災対策等に十分配慮しながら安心安全を確保しつつ、課題がある箇所等を優先的に、部分改良を促進していかなければならない。」との回答をいただいたところでございます。
 今後も、市民の皆様が安心して暮らせるまちづくりに努めてまいりたいと存じますので、引き続き、議員皆様のご協力を賜りますようお願いいたします。


添付ファイル
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