【開催日】 平成29年7月7日
【場所】 雲仙市市役所別館 3階 防災対策室1、2 【発表内容】 (1)平成29年度天正遣欧少年使節ゆかりの地首長会議海外派遣事業について (2)産後ケア事業について (3)平成29年度長崎県国民保護共同訓練について
○おはようございます。それでは、次第に沿ってご説明いたします。
・2ページの報道資料1をご覧ください。 「平成29年度天正遣欧少年使節ゆかりの地首長会議海外派遣事業について」でございます。これは、天正遣欧少年使節にゆかりのある大村市、西海市、南島原市、波佐見町、宮崎県西都市と雲仙市の5市1町の中学生が、少年使節の偉大な功績やそれぞれの歴史・文化にふれながら、交流の輪を広げ、郷土愛に満ちた人間性豊かな心を育むことを目的として海外研修を行うものでございます。 平成13年度から各自治体が持ち回りで事務局となり、国内研修や海外研修を実施しており、435年前に当時の少年使節たちが渡ったイタリアやポルトガルなどへ、これまで6回、中学生を派遣しております。 本年度は7回目の海外派遣事業として、本市が事務局となり、8月1日から8日までの日程で、少年使節が初めてヨーロッパの地へと踏み入れたポルトガル共和国を訪問し、見聞を広めてもらう予定でございます。 今回の海外派遣事業には、各市町から中学生2名ずつに参加していただきます。雲仙市からは男子、女子 各1名の生徒が参加する予定でございます。 事業内容としましては、当時の少年使節が訪れた史跡の視察や現地の学生との交流などを予定しております。 当時の少年使節の足取りをたどり、その歴史や文化、当時の同年代の少年たちの気持ちを、感じ取ってもらいたいと思っております。
・つづきまして、4ページの報道資料2をご覧ください。 「産後ケア事業について」でございます。 雲仙市では、長崎県助産師会のご協力により、心身ともに不安定になりやすい産後間もない母親を対象に、7月から産後ケア事業を開始しました。県内では、長崎市、佐世保市に続き3番目の産後ケア実施自治体となります。 市内に住所があり、出産後5か月未満の母親とその乳児について、お世話や生活リズムのことなど、お困りの方の自宅または県内の里帰り先へ助産師が直接出向き、授乳の方法や身体的、精神的なケアなど専門的な支援を行います。 ご利用回数は2回までとしており、1回の訪問支援につき2時間程度を予定しております。 雲仙市としましては、今後とも安心して子どもを産み育てることができる環境づくりに取り組んでまいりますので、事業対象者となられる方への周知等、ご協力をお願いいたします。
・つづきまして、5ページの報道資料3をご覧ください。 「平成29年度長崎県国民保護共同訓練について」でございます。 この訓練は、他国からの弾道ミサイル発射と雲仙市内への落下を想定し、対処・措置能力の向上を図るとともに、国をはじめとする関係機関との連携体制を強化することを目的としまして、国、長崎県、そして雲仙市が共同で実施するものであります。 日時は、7月20日木曜日、午前10時30分から正午まで図上訓練を行い、午後1時30分から午後4時まで実動訓練を実施する予定であります。 実施場所といたしましては、図上訓練を長崎県庁及び雲仙市役所で行います。実動訓練は、雲仙市多比良港埋立地周辺で実施いたします。 この訓練は、国・県・市が共同し、また警察・消防・自衛隊・海上保安部 等の関係22機関が連携して初動対応にあたるものとしております。 本訓練における市の役割としましては、一刻を争う緊急事態の状況に適した体制を整備し、情報収集や各関係機関との連携、避難実施要領の調整等を行います。 また、市長としての私自身の役割といたしましては、常に事態の状況把握に努め、国民保護担当部局や各関係機関と協議したうえで、対処・措置方針の決定をいたします。 本訓練は、武力攻撃事態を想定した初めての訓練であり、弾道ミサイル攻撃という誰も経験したことのない未知の事案への対処は、手探りの部分が多く、いくつかの課題が出てくると思っております。 より安全で安心して暮らすことができる社会を作り上げるために、雲仙市といたしましても、今回の訓練を活かし今後の防災対策に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
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