現代生活はシフトワークや長時間通勤・受験勉強・インターネットやゲームをしての夜型生活など、睡眠不足や睡眠障害の危険でいっぱいです。 睡眠時間の不足や睡眠の質が悪化すると、疲労感や情緒不安定、適切な判断力が鈍り、事故のリスクが高まる、肥満・高血圧・糖尿病・心疾患・脳血管障害・うつなどの病気になりやすいなど、日常生活の質に大きく影響します。
「休養」の『休』と『養』には、それぞれ意味があります。 『休』は、労働や活動などにより生じた心身の疲労を、休んだり眠ったりすることで解消して、元の活力を持った状態に戻し健康な状態に保つこと。 『養』は適度な運動や趣味の活動で心身をリフレッシュして、明日への英気を養うことで、積極的休養とも言います。 「休む」こと「養う」ことをバランスよく組み合わせ、健康で豊かな生活を目指しましょう。
睡眠の推奨時間 ※雲仙市の現状(令和5年 健康に関するアンケート調査より)
- 雲仙市では成人の約4人に1人が、睡眠不足を感じています。
- 睡眠時間については、6~8時間の睡眠が確保できている割合が8割でした。約2割の方が6時間未満と回答しており、十分な睡眠が確保できていないことが分かりました。
- OECD(経済協力開発機構)2021年調査によると日本人の平均睡眠時間は7時間22分で33か国で最も短いという結果でした。
●「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、世代ごとの睡眠の推奨時間が示されました。
※睡眠には個人差があり、持病等により睡眠状態は変化する可能性があります。
「健やかな睡眠」をとるためのポイント良い睡眠をとることが、私たちのこころとからだの健康にとても大切です。 身近な生活習慣の一つである睡眠について、見直してみませんか?
●就寝・起床時間を一定に 朝の光を浴びる 朝、起きてすぐに太陽の光を浴びると、24時間よりも長い周期の体内時計のずれをリセットします。 ●適度な運動 速歩や軽いランニングなどの運動習慣を持つことで寝つきがよくなり、深い睡眠が得られるようになります。 運動は、寝る3時間くらい前の夕方から夜にかけて行うと、一時的に上がった脳の温度が寝床に入るときに下がってスムーズな睡眠が得られやすくなります。 ●寝る2~3時間前の入浴、ぬるめのお湯にゆっくりと 38℃のぬるま湯で25~30分、42℃の熱めの湯では5分程度の入浴、または40℃のお湯で半身浴をするのがおすすめです。 ●寝る前の夜食は控え、朝食をとる 寝る前に食事をとると消化活動で睡眠が妨げられるので控えましょう。 朝食は体を目覚めさせると同時に、日中動くためのエネルギーとなります。 ●寝酒を避ける。カフェインは、就寝3~4時間前までに 寝る前のカフェイン摂取や喫煙は覚醒作用があり、アルコール摂取は眠りが浅くなるのでお勧めできません。ノンカフェインのものを選びましょう。(白湯、生姜湯、カモミールティー)
他にも…室内環境、よく眠れる寝具を選ぶ、アロマなど
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