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平成22年第4回定例議会 市長報告

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【雲仙市・韓国求礼郡姉妹結縁締結三周年記念式典について】
 雲仙市と求礼郡の姉妹結縁締結三周年記念式典に出席するため、10月29日から市議会の松尾副議長及び市内民間団体代表の皆様とともに韓国求礼郡を訪問いたしました。

 徐沂東(ソ・ギドン)郡守や求礼郡議会の徐銀植(ソ・ウンシク)議長をはじめとする求礼郡の皆様には、本市訪問団を暖かくお迎えいただきました。

 また、この度の訪問により、両都市及び議会の友情がより一層深まったことを確認することができ、併せて、産業や教育文化など民間団体間の交流も深めることができました。今後とも雲仙市と求礼郡との友好関係がますます強化されますよう、交流を進めたいと思います。

【東アジア誘客3県都市連携会議の設立について】
 9月29日、福岡市役所にて福岡県福岡市、佐賀県武雄市、嬉野市及び長崎県平戸市と雲仙市の3県5市で「東アジア誘客3県都市連携会議」を設立いたしました。

 設立の目的は、台湾、韓国、中国、香港など東アジアからの観光客誘致に、北部九州の観光都市が県域を越えて連携して取組んでいくことにあります。会長には、黒田平戸市長を選任し、事務局も平戸市にお願いすることに決まりました。今後は、この5市が協力して相乗効果を生み出し、東アジアへの発信力を強化していくことになります。

 また、11月4日からは、4日間で約23万人の入場者があったといわれる「第18回台北国際旅行博」に5市揃って参加し、台湾大手マスコミや台湾外交部へのトップセールスを行いました。開会日当日は、馬英九(マ・エイキュウ)台湾総統も出席されたオープニングセレモニーに参加し、5市共同パンフレットの配布やイベント開催などを行いました。来場された台湾の方々には、かなりのインパクトを与えたと実感いたしております。実際に現地へ赴き、台湾の方々の嗜好、旅行形態など色んな情報を得られたことは、今後の外国人観光客誘致にとっては、大変大きなメリットになったと思っております。

【長崎・佐世保・雲仙ゆめ市場キトラスの開設について】
 かねてより準備を進めて参りました、アンテナショップ「キトラス」が10月2日、福岡市にグランドオープンいたしました。

 オープニングセレモニーには、3市の市長、市議会議長をはじめ、福岡市長や在福長崎県人会の方々、10数社に及ぶマスコミ関係者など大勢の関係者の皆様にご臨席いただき、華々しく開催することが出来ました。

 オープン月の10月は、マスコミ報道の効果もあり、1日当り平均約78万円、1か月間の全体売上額が約2,350万円の売上となり、今年度半年間の販売目標の25%以上を占めることが出来ました。また、「キトラス」への来場者も、レジを通したお客様だけで、約2万4,600人、1日当り平均820人のお客様にご購入いただいたことになります。11月もオープン月を下回るものの、1日当りの販売目標額を超えた売上で推移いたしております。

 一方では、商品の陳列方法や野菜類の品不足・品質などで、ご批判も頂戴しており、これらの苦情やご意見は、真摯に受け止め、確実に改善するよう運営事業者には、指示してまいります。

 店頭販売以外での波及効果としては、市内業者が福岡市内の居酒屋チェーンとの間で、雲仙ブランドでもある加工食品を毎月納入する取引が成立したと伺っております。また、10月の1か月間に渡り、ホテルオークラ福岡にて『長崎フェア』を開催していただき、「雲仙牛」・「雲仙あかね豚」の雲仙ブランド品をはじめ、多くの新鮮野菜類を食材として、採用していただきました。このフェアにつきましては、雲仙市内の食材の知名度アップに、大いに貢献したものと考えております。

 11月18日には、「キトラス」とご縁があります福岡銀行のご協力によりまして、『長崎・佐世保・雲仙こだわり食材商談会』が、福岡銀行本店ホールにて開催されました。雲仙市からは9企業が出展され、九州内の百貨店、大手スーパー、ホテルなどの食品仕入担当者、バイヤーとの商談に臨まれたとの報告を受けております。

 今後もアンテナショップ「キトラス」を軸にして、店頭販売はもとより、波及効果の推進に努力して参りますとともに、福岡市場からの観光客誘致にも、努力して参ります。

【雲仙市の行政改革について】
 雲仙市第2次行政改革大綱の策定について、雲仙市行政改革推進委員会へ諮問しておりましたところ、今月10日、同委員会から答申をいただきました。

 推進委員会委員の皆様には、8月から11月にかけまして、重点的に慎重審議していただき、答申としておまとめいただきましたことに敬意を表しますとともに、感謝申し上げる次第でございます。

 答申には、雲仙市がこれまで行ってきた行政改革の実施状況を踏まえ、雲仙市の将来のため、今、取り組んでおかなければならない諸問題や、今後求められる考え方などが盛り込まれた内容となっております。

 この答申を基に、早急に第2次行政改革大綱の素案を策定し、議会の皆様方へもお示ししながら、今年度末までには市民の皆様へ公表できるよう、進めてまいりたいと考えております。

【タクシー全面禁煙化相互協力宣言について】
 本市は、「雲仙市健康づくり計画 健康うんぜん21」を策定し、市民の一人ひとりが、いきいきと輝いて暮らせるまちを目指しており、その一環として、受動喫煙防止を呼びかけております。

 禁煙タクシーが全国的にも広がりを見せている中、長崎県タクシー協会島原半島協会において、「タクシーの全面禁煙化」が決議されたことを受けまして、本市と雲仙市内の全タクシー事業者の皆様により、10月27日にタクシー全面禁煙化の相互協力を宣言いたしました。

 12月1日から車両に禁煙のステッカーを貼り協力を呼びかけてまいりますが、この宣言によりタクシーを利用される市民や乗務員、観光客の皆様方の健康増進の一役を担うとともに、公共交通関係事業の推進や観光振興に努めてまいりたいと存じます。

【土黒保育所の民営化について】
 土黒保育所の民営化につきましては、「雲仙市公立保育所のあり方を考える委員会」からいただきました答申を受け、保護者や市民の皆様のご意見をお聞きしながら、本年7月に「土黒保育所民営化基本方針」を策定いたしました。

 この基本方針では、移管先法人を公正に選定するため、「選定委員会」を設置することとしており、去る10月13日に学識経験者や保育所関係者など6名の委員による「法人選定委員会」を設置し、移管先法人の募集要項や選定基準の審議等を踏まえまして、土黒保育所の経営を引き継ぐ最もふさわしい法人の選定に向け、協議していただいております。

 移管先法人の決定後は、円滑な引継ぎを行うため、保護者・法人・市の3者による協議の場を設け、市と移管先法人の合同による引継ぎ保育の期間を確保しながら、平成24年4月の民営化に向けて取り組んでまいります。

【地域で支えあうまちづくりについて】
 10月30日、災害時要援護者の安心・安全を確保するため、「雲仙市災害時要援護者避難支援計画」に基づく避難支援訓練を小浜地区中区自治会において、大規模地震を想定し実施いたしました。訓練の内容は、地震発生後の自治会全世帯からの自主避難や避難所での避難状況の確認や地域支援班及び消防団によるひとり暮らしの高齢者の避難支援を実施したところでございます。

 今回、ご協力をいただきました自治会長さんを始め、自治会の皆様、また関係機関、ご参観いただいた皆様方に感謝申し上げます。

 要支援対象者、また市民の皆様の安心安全の向上のため、他の地区におかれましても訓練の実施と積極的なご参加をお願いいたします。

【第33回全国土地改良大会長崎大会について】
 10月26日から29日の4日間、「食料・農業・農村基本法」の基本理念のもと、農業・農村の重要性とこれを支える農業農村整備事業の役割を広く国民にアピールし、新たな展開方向を示すとともに、長崎県の農業・農村を全国に紹介することを目的とした、「第33回全国土地改良大会長崎大会」が島原半島を拠点に開催され、全国から総勢3,500名の参加がありました。

 大会初日に島原復興アリーナで行なわれた大会式典では、土地改良事業功績者の表彰や基調講演が行われ、また、『食糧自給率を向上させるべく「食料の安定供給」「食の安心・安全」、国土保全、水源涵養、水質浄化などの多面的な機能の発揮のため、農業水利施設の資源を国民共有の財産として今後も活用・再生していく』との大会宣言が大きな拍手をもって採択されました。

 式典後、会場を雲仙メモリアルホールに移して開催された交歓会では、全国から参加された580名の参加者に対し、地元旅館・ホテルの料理長による地元食材を使った料理や半島の地酒、また、雲仙市の郷土芸能による歓迎アトラクションによる「おもてなし」を行いました。

 期間中、雲仙市内には約1,200名の宿泊があり、物産販売などと合わせた経済効果とともに、雲仙市を全国の皆様に十二分にPR出来たものと考えております。

 本大会を成功裏に終了できましたのは、地元土地改良区をはじめ、青年農業者団体等の献身的なご支援・ご協力の賜物であり、関係各位に対し、改めて感謝申し上げます。

【ながさき牛づくり振興大会(プレ全共)の開催について】
 10月27日に、ながさき牛づくり振興大会、いわゆるプレ全共の種牛の部が吾妻町の県南家畜市場において開催されました。

 この大会は、皆様もご承知のとおり、平成24年10月に開催される『第10回全国和牛能力共進会長崎大会』の前哨戦となる大会でございます。この大会に、本市からも県南地区の代表牛として5頭が出場し、うち2頭が若雌の2区分において、それぞれ2位にあたる優等賞2席に入賞いたしました。

 本年は宮崎県における口蹄疫の発生により、自主防疫を行いながら、大変なご苦労の中で飼養管理を行われ、優秀な和牛を生産し出品していただいたものであり、生産者及び関係者の皆様に対し、感謝とねぎらいを申し上げますとともに、今後とも地域一丸となった取組により、さらに優秀な和牛を生産され、『第10回全国和牛能力共進会長崎大会』において、優秀な成績を収められるよう期待するものでございます。

【平成22年度ながさき農林業大賞及びながさき水産業大賞の受賞について】
 先般開催されました、平成22年度ながさき農林業大賞において、野菜部門で、愛野町の「池田 進・池田 功様親子」が、花き部門で、吾妻町の「吉田 良一、吉田 美恵子様 ご夫妻」がそれぞれ長崎県知事賞を受賞されました。

 今回の受賞は、すぐれた農業経営や農業技術を活かして地域に貢献されていることが高い評価を受けたものであり、本市の農業者の励みとなり、また本市農林業の振興に繋がるものと考えております。

 また、ながさき水産業大賞において、魅力ある経営体づくり部門で、「久山 つや子」様が長崎県知事賞を受賞されました。

 久山様は、地域の伝統的産業である蒲鉾製造業を復権させるため、地域の同業者とともに、「雲仙かまぼこまつり」を立ち上げられ、日本一長い焼きちくわづくりなど、かまぼこによる地域づくりに貢献されたことが高く評価されたものであります。

 現在は、この日本一の焼きちくわが縁で、北海道網走市との交流が実現し、また、地域のかまぼこ店では、新しい商品づくりに取り組むなど、新たな展開も期待できるところであります。

【平成22年度(第11回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰について】
 農林水産省等が実施されております平成22年度(第11回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰事業において、本市瑞穂町の「俵 正彦様」が「社団法人 農林水産技術情報協会理事長賞」を受賞されました。

 本表彰事業は、農林水産業及び関連産業の研究開発に対する功績を顕彰するもので、俵様におかれましては、消費者の第一の要望である「安全」なジャガイモ作りに取り組まれ、そうか病、青枯病に対して抵抗性があり、無農薬で栽培できる個性的なじゃがいも品種の育成に努力され、現在では、タワラムラサキほか9品種のアップルポテトの開発に成功されており、その研究が今回の受賞に繋がったものであります。

 ながさき農林業大賞及びながさき水産業大賞、並びに農林水産研究開発功績者表彰を受賞された皆様には、改めてお祝いを申し上げます。

【第49回全日本学校歯科保健優良校表彰等について】
 このたび神代小学校が、第49回全日本学校歯科保健優良校及び平成22年度長崎県学校保健推進学校優秀校として表彰を受けました。これは、歯の健康をはじめとする日頃の学校保健活動が高く評価されたものです。

 特に、学校保健委員会において、各地区毎に保健に関する工夫ある取組を実施し、その活動に対して表彰を行うなどの取組も注目されております。雲仙市内の学校において、これらの取組を参考に、ますます児童生徒の健康増進が図られるものと期待しております。

【第3回雲仙市民運動会について】
 10月17日、愛野運動公園におきまして、「第3回雲仙市民運動会」を開催いたしました。当日は、選手・競技役員約2,300人をはじめ、前回を上回る多くの市民の皆様にご参加いただき、市民相互の交流が深まり、市の一体感をさらに醸成できたものと確信いたしております。

 議員の皆様にもご参加ご協力いただき、誠にありがとうございました。

【第62回長崎県民体育大会について】
 第62回長崎県民体育大会が、11月13日、14日の2日間、長崎市を主会場に県内各地で39競技が開催されました。

 雲仙市選手団は、男子394名、女子119名、総数513名が雲仙市の代表として20競技に出場し、日頃の練習の成果を発揮され、団体ではゲートボール競技が、また、個人ではレスリング競技66キログラム級の豊田真選手、84キログラム級の尾崎秀典選手、陸上競技の男子30歳未満走幅跳で奥村健司選手が、それぞれ見事優勝されました。

 その他にも多くの種目において上位入賞を果たしていただいており、今後の雲仙市におけるスポーツの振興、競技力の向上に大きく寄与するものと期待しております。

【小浜中学校吹奏楽部金賞受賞について】
 11月21日、大阪城ホールにおいて開催されました「第23回全日本マーチングコンテスト(中学の部)」に九州代表として出場した小浜中学校吹奏楽部が、全国各地から25チームの精鋭が出場する中、息のあった素晴らしい演奏・演技を披露し、みごと最高賞である金賞を受賞されました。

 小浜中学校吹奏楽部は、今大会も含め7年連続で全国大会出場を果たされており、今回の受賞によりまして、他の大会を含め「5年連続金賞受賞」という輝かしい成績を収めております。

 このことは、部員一人ひとりの日頃の練習や努力の成果であることはもとより、指導者並びに保護者の皆さまをはじめ、関係者の熱意の賜物であると存じます。

 ここに市民の皆様とともに心からお祝い申し上げますとともに、今後の更なるご活躍を期待いたします。




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