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平成24年第3回雲仙市議会定例会 市長報告

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【雲仙市から県への要望・提案書の提出について】
 7月25日、市議会から井上議長をはじめ、議員の皆様とともに、市長並びに市議会議長の連名で「長崎県への施策に関する要望・提案書」を中村知事に提出いたしました。
 要望いたしました項目は、「合併算定替に替わる新たな財政支援措置」、「雲仙市食肉センターの老朽化への対応」、「広域的、幹線的な道路網の整備」など、12項目でございますが、中村知事からは、前向きな対応のご回答や、要望・提案の実現のために、本市と協力しながら国へ働きかけたい旨のお言葉をいただいたところであります。
 今後とも、議会の皆様と連携を図りながら、市政推進のため、県への要望活動・提案を行ってまいりたいと存じます。

【第2回雲仙市中学生議会について】
 8月12日、第2回雲仙市中学生議会を開催いたしました。 
 市内8校から25名の中学生議員の皆さんが参加され、前回同様、通常の議会と同じ形式で実施いたしましたが、「専門的な学校や企業を誘致してほしい」、「中学生が部活動で公共施設を使う場合、無料にすることはできないか」など、日頃感じていることを中学生の目線で質問がなされました。 
 中学生議員の皆さんが、雲仙市のことを真剣に考え、少しでもこの町を良くしようという気持ちが伝わりましたし、ふるさと雲仙市のために何とかしたいという思いをお持ちであるということ、その情熱もまた心強く感じた次第であります。

【「韓国求礼郡との交流事業」について】
 7月24日から3泊4日の日程で、求礼郡から16名の中学生が雲仙市を訪問し、仁田峠や雲仙地獄等を見学するとともに、雲仙市内の中学生と一緒に潟体験や宿泊体験、小浜中学校への訪問、ホームステイ等を行いました。
 また、7月31日から8月3日まで、同じく3泊4日の日程で、雲仙市の中学生14名が求礼郡を訪問し、求礼郡内やヨス万博等の見学をはじめ、韓国の国楽であるパンソリの演奏体験、チーズ作りや押し花作り体験、ホームステイ等を行い、相互の交流を深めました。
 帰国した中学生から、8月10日にその報告を受けましたが、韓国の文化や生活を肌で感じ、参加した中学生にとって、大変貴重な体験が出来たものと考えています。
 なお、求礼郡のソ郡守、求礼郡議会のキム議長のお招きを受け、7月31日から2泊3日で、私も市議会の井上議長ほか議員の皆様とともに、求礼郡を訪問し、雲仙市と求礼郡のさらなる友好関係の継続を再確認してまいったところでございます。


【「はだしで遊ぼう雲仙」について】
 8月22日、雲仙ゴルフ場において、今回で31回目となる「はだしで遊ぼう雲仙」が開催されました。
 当日は天候にも恵まれ、多くの子ども達がはだしになって、思い思いに広い芝生の上を駆け回り、工作教室、ハタ揚げやサッカー教室などの楽しいイベントで、涼しい雲仙を満喫しました。
 今回特別に、中国武漢市教育局の小中学生による管弦楽団の特別演奏や小浜中学校との合同演奏なども行なわれ、このイベントを大いに盛り上げて頂き、来場された皆様方も、大変喜んでおられました。
 はだしで遊ぼう雲仙の開催に尽力されました、実行委員会の皆様をはじめ、関係各位にこの場をお借りして御礼申し上げます。

【「オーシャン・ローズ号での雲仙市観光PR」等について】
 長崎と中国上海間を就航しております「オーシャン・ローズ号」に、8月22日から26日まで、千々石中学校吹奏楽部の生徒14名の皆様が「雲仙市観光PR大使」として乗船し、御神楽や吹奏楽等を披露して頂き、乗船された皆様に大変好評を博しました。
 私も23日から上海の現地大手旅行代理店や中国東方航空社を訪問し、雲仙市の大自然の素晴らしさやジオパークなどを紹介しながら、トップセールスを行った後、25日に上海を出港した「オーシャン・ローズ号」に乗船し、千々石中学校の皆様と一緒に、雲仙市の魅力を発信し、アピールして参りました。
 また、船内では、雲仙市の観光ポスターの掲示、中国語版の観光DVDの放映や観光パンフレットの配布等も行い、雲仙市の観光宣伝を行いましたが、今後とも、海外、特に東アジアからの誘客に向けて、さまざまな機会に雲仙市のPRを行って参ります。


【雲仙市の単独電算システムについて】
 住民サービスの向上や、業務の効率化を図り、合併効果を最大限に発揮していくためには、単独電算システムの構築が不可欠なため、合併協議会時代より、本市の単独電算化について、島原市、南島原市と協議を行ってまいりました。

 このような状況の中、7月30日に、雲仙市、島原市、南島原市による市長会議を行い、本市の単独電算化に関しまして理解を得たところであります。  

 本市といたしましては、平成25年から使用できなくなるシステムがあることや、県の合併交付金の活用期限が迫っていることなどから、単独電算化について早急に対応していく必要があるため、本定例議会に債務負担行為を上程し、新システムの構築を進めてまいりたいと考えております。


【雲仙市環境都市宣言の答申について】
 本年2月、雲仙市環境保全審議会に対し諮問しておりました「雲仙市環境都市宣言文の起草」につきましては、7月24日に、答申を受けました。

 答申の内容につきましては、「人と自然が共存する潤いのまち雲仙」というタイトルのもと、子どもから大人まであらゆる世代の人に分かりやすい宣言文となっており、全市民が環境問題に向き合い、考え、学び、協働していこうとする決意を宣言するものであります。

 宣言は、11月17日、南串山町のハマユリックスホールにて開催されます、長崎県保健環境連合会主催の「人と環境にやさしいふるさと推進大会」において行う予定でございます。


【第31回長崎県消防ポンプ操法大会への出場について】
 8月5日、大村市で行なわれました第31回長崎県消防ポンプ操法大会に、雲仙市代表として、小型ポンプの部に吾妻支団、ポンプ自動車の部に国見支団の2チームが出場いたしました。

 吾妻支団は本年3月から、また、国見支団は4月から長期間に渡る厳しい訓練を重ね、大会当日には、その訓練の成果を十分に発揮し、見事な操法を披露され、ポンプ自動車の部では、惜しくも入賞を逃したものの、小型ポンプの部で3位に入賞するという、すばらしい成績をおさめることができました。

 この訓練で培った団結力と消防精神は、必ずや地域防災の力になるものと信じております。

 また、大会当日は、たくさんの本市議会議員の皆様からも応援をいただきましたことを、心から感謝申し上げます。

 雲仙市消防団として堂々と大会に出場できましたのも、厳しい訓練を続けた選手の奮闘はもちろんのこと、関係支団の皆様、御指導いただきました島原消防署並びに、小浜消防署の署員の方々など、多くの方々の御支援の賜物であり、この場をお借りしまして、深く敬意と感謝を申し上げる次第であります。


【不活化ポリオワクチン導入について】
 定期予防接種のポリオにつきましては、これまで接種対象者を各会場に集めて、生ポリオワクチンを飲ませる方法で実施しておりましたが、生ポリオワクチンは、ごくまれに接種後、手足などに麻痺を起こす場合があるということから、厚生労働省は9月1日から全国一斉に生ワクチンを飲ませる方法から不活化ワクチンを注射する方法に切り替える省令改正を行いました。

 これに伴い、本市においてもこれまで実施してきた集団接種を中止し、9月1日から医療機関で予防接種を行う個別接種にすることといたしました。

 今回の不活化ポリオワクチン導入により、ポリオワクチン接種後の安全性が高まるとともに、いつでも接種したい日にかかりつけの医療機関で接種することができるようになったところでございます。

 また、11月1日からは、3種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを併せた4種混合ワクチンも導入される予定となっております。


【豪雨災害について】
 6月15日から25日の梅雨前線豪雨により、市内の農地や農業用施設に多大な被害をもたらしました。

 田や畑の農地の被害が22件、広域農道を含む道路、水路の施設被害が16件、合わせて38件の被害が発生しており、被害総額は約7千万円に及んでおります。

 今後の復旧につきましては、営農に支障を来さぬよう国の災害復旧事業を活用し、また、国庫補助事業に該当しない小災害につきましては、市単独事業により一日も早い復旧に努めてまいります。

【長崎県農業農村整備事業予算確保総決起大会について】
 農業農村整備予算確保に向けた県の総決起大会が、7月21日、本市ふるさと会館において開催されました。県下から関係土地改良区や県選出国会議員、県議会からも農水委員会を中心として、総勢約480名も結集していただきました。

 この大会は、国の農業農村整備予算が2年前に6割を超える大幅な削減となって以降回復されておらず、農業農村整備事業の推進に支障を来たしていることから、整備予算の確保を目的として行われたものです。

 現在、本市においても八斗木地区、山田原第2地区で農業農村整備事業を行っておりますが、事業完了の遅れにより事業効果の発現が遅れないよう、本総決起大会を契機に、国に対して更なる要請を行いますとともに、「足腰の強い農林業の確立」の実現に向けて、魅力ある農業の確立を目指してまいります。


【諌早湾排水門に関する動向について】
 7月28日、諌早市高来西公民館において、国から郡司農林水産大臣外24名、本県側から中村知事をはじめ、県議会副議長、雲仙市並びに諌早市の市長・議会議長のほか、関係団体、個人約140名が参加して諫早湾干拓開門問題にかかる意見交換会が開催されました。

 私は地元市長として、当時の総理に最高裁への上告をお願いしたにもかかわらず全く答えもなかったこと、また、今般の代替農業用水確保を前提とした調査ボーリングに不許可を決定したことに対し、国から本市に違法不当とした異議申し立てがなされたことに対する不信感を強く申し入れをいたしました。

 国からは、地下水案以外の案も検討すること、また、「違法不当」は異議申立の例文で引き続き対話したい趣旨のものであること、という回答でありましたが、今回の国側の説明は到底、納得できるものではなく、8月2日に、長崎県知事、諫早市長、雲仙市長の連名により、環境影響評価基準書に対する意見及び見直しについて国へ要請文を提出しました。

 しかしながら、国は、8月21日、一方的に環境アセス評価書の公表を行なったわけでございます。

 地元の再三の要請に応えることなく、地元の理解が得られないままの公表に対し、マスコミを通じ、遺憾の意を表明しました。

 本市としましては、今後も県をはじめ関係機関等と連携を取りながら、この問題に対応してまいる所存でございます。


【雲仙市ロマンスウェディングの開催について】
 9月23日、雲仙市商工会青年部などが中心となった「愛の聖地プロジェクト実行委員会」主催により、「雲仙市ロマンスウェディング」が開催されます。

 これは、日本ロマンチスト協会が「愛の聖地」として認定する本市で、公募した2組の結婚式を市を挙げて祝福するというもので、今年で2回目を迎えるイベントでございます。

 今回は、愛野駅で挙式した後、島原鉄道株式会社様のご協力を得まして、多比良駅までの特別列車を走らせ、線路沿いの一部区間では、地元住民のみなさんが、風船やメッセージボードなどを掲げて祝福をする予定となっております。

 雲仙市商工会では、全国展開支援事業として、「ロマンス」や「愛」をテーマとした商工振興事業を展開しており、今年度におきましては、「ロマンディナー」や「ロマンパック旅行商品」の開発などを行う計画がなされており、今後の観光客誘致などにも大いに期待されるところでございますので、市といたしましても、市民の皆様と一緒になって、このイベントを盛り上げていけるようできるだけの支援を行ってまいります。


【第10回全国和牛能力共進会長崎県大会の開催について】
 第10回全国和牛能力共進会長崎県大会が佐世保会場におきましては、10月25日から29日までの5日間、また、島原会場におきましては26日から28日までの3日間、開催されます。

 この大会は5年に1度、全国から優秀な和牛が一堂に会して優劣を競い合う大会であり、「種牛の部」と「肉牛の部」に約500頭が出品される大会でございます。

 県の代表牛選考会の「種牛の部」へ、雲仙市から4名の方が県南地区代表として出品されましたが、残念ながら県の代表牛には選考されませんでしたけれども、代表牛と比較しても遜色ないものであったと伺っております。関係者の皆様に改めて御礼を申し上げます。

 また、「肉牛の部」におきましては、雲仙市から小川 博信氏の肥育牛が県代表牛として選出されております。是非、全国大会でも優秀な成績に繋がりますよう期待しているところでございます。

 雲仙市といたしましても、全国和牛能力共進会長崎県大会を成功に導き、長崎県全体の評価を高めていきたいと存じます。


【主要地方道小浜北有馬線金浜工区の開通について】
 かねてより県へ早期整備の要望をいたしておりました、主要地方道小浜北有馬線金浜工区のバイパス、全線1,750mが完成し、7月20日に開通いたしました。

 このことにより、利便性と安全性が向上し、半島南部の経済振興や生活環境の改善に繋がるものと考えております。


【都市計画道路の見直しについて】
 現在、市内における都市計画道路は、小浜地区に1路線、国見地区に4路線、雲仙地区に10路線、計15路線ありますが、その内、整備済路線は5路線で、国見地区1路線及び雲仙地区9路線は未整備路線となっております。

 この都市計画道路を未整備のままにしておくと、建築制限を受け、土地の有効活用ができない状況が続くことになりますので、本市におきましても、21年度より県と共同で対象路線の必要性や実現性の検証を行い、見直しを進めてまいりました。

 その結果、雲仙地区の9路線のうち国道57号に係る4路線につきましては、歩道等未整備の区間があり、今後整備を行う上でそのまま計画を残すこととなりましたが、残る5路線につきましては、8月23日に開催された第6回雲仙市都市計画審議会へ諮問し、廃止との答申を頂きましたので廃止することといたしました。

 また、国見地区の駅前線におきましても、市の都市計画審議会へ意見照会をお諮りし、廃止とのご意見を戴きましたので、その旨県へ回答し、9月4日に開催された第147回長崎県都市計画審議会において廃止されました。

【長崎県中学校総合体育大会の結果について】
 7月28日から7月30日にかけて、長崎県中学校総合体育大会が県内各市で行われ、雲仙市から、11競技、271名の中学生が参加いたしました。

 全ての種目において熱戦が繰り広げられ、暑い中、雲仙市の代表として参加した選手たちの懸命に戦う姿が観られました。

 団体種目では、国見中学校がサッカーで見事優勝し、小浜中学校が卓球競技で男女、バドミントン競技で男子が、それぞれ準優勝となりました。

 個人種目では、陸上競技共通女子砲丸投げで、南串中学校の松山むつみさんが、柔道競技男子90kg級で吾妻中学校の中山涼太くんがそれぞれ優勝を果たしました。また、陸上競技共通女子砲丸投げで、南串中学校の渡部真実さん、柔道競技女子63kg級で吾妻中学校の川内望李さん、同じく柔道競技女子57kg級で南串中学校の渡部亜美さんがそれぞれ準優勝、バドミントン競技の男子シングルスで小浜中学校の松尾涼平くんが4位に入りました。


【第7回市民スポーツ大会について】
 市民のスポーツの祭典であります「第7回市民スポーツ大会」が、8月4日から9月2日まで延べ6日間、市内全域において盛大に開催されました。

 市民スポーツ大会は、市民の親睦・融和及び連帯意識の高揚を図ることを最大の目的として、スポーツの活性化と競技力向上を図り、「市民総スポーツ」の推進に寄与するために、雲仙市体育協会主催で毎年開催され、今年も20競技、56種目に、総勢約1,700名の選手が参加し、勝利を目指して活気ある競技が繰り広げられ、盛会のうちに終了しました。


【第57回九州吹奏楽コンクールについて】
 小浜中学校吹奏楽部は、8月18日、福岡市で開催されました「第57回九州吹奏楽コンクール」において、九州各県から26校が参加する中、長崎県代表として出場し『銀賞』を受賞されました。

【長崎がんばらんば国体雲仙市実行委員会第1回合同専門委員会及び第61回長崎県青年大会について】
 長崎がんばらんば国体雲仙市実行委員会における、総務、競技式典、宿泊衛生、輸送交通防災の4つの専門委員会の第1回会議が、8月20日に合同で開催されました。

 今後、長崎がんばらんば国体成功へ向け、市民運動などの具体的な準備を行っていただくことになります。

 また、8月26日、長崎市三和町にて、県下の地域青年が参加する「第61回長崎県青年大会」において、レクリエーション種目として初めて「雲仙アヅマクロス」が採用され、県内から16チームが参加し、熱戦が繰り広げられました。

 「雲仙アヅマクロス」は、長崎がんばらんば国体のデモンストレーションとしてのスポーツ行事に決定しており、本大会を契機に「雲仙アヅマクロス」が雲仙市のレクリエーション競技としてPRが図られたものと思われます。


【第34回少年の主張長崎県大会について】
 8月22日、長与町において開催されました「第34回少年の主張長崎県大会」に出場された、愛野中学校3年松永 裕太郎くんは「本当に大切なものとは」という演題で堂々と発表され、優秀賞であるココロねっこ賞を受賞されました。

 松永くんは、昨年行われました雲仙市予選大会において最優秀賞に選ばれ、雲仙市の代表となられたもので、今回は、県下の中学校123校から14,458編の応募があり、その中から選出された松永くんを含む12名が発表を行ったと伺っております。

 松永くんの今後の益々のご活躍を期待したいと思います。



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