行政相談 最終更新日:2025年4月1日 印刷 行政相談の実施について毎月、各地区において行政相談を無料で実施しています。「年金の裁定額に納得できない」「許可申請をしたが、早く決定してほしい」「分かりづらい道路案内標識を改善してほしい」「老人福祉施設をもっと利用しやすいものにしてほしい」「どこに相談すればいいか分からない」など、このような悩みはありませんか。そんなときは、近くの行政相談委員に相談してください。令和7年度の相談スケジュールについては、別添ファイルをご参照ください。 R7行政相談予定表(PDF:68.8キロバイト) 行政相談とは 行政相談とは、国や特殊法人が行っている業務または県や市町村が国の委任または補助を受けて行っている業務について、国民から受け付けた苦情や意見、要望を公正・中立な立場から関係機関にあっせんを行い、その解決や実現の促進を図るものです。行政相談の特色 1.苦情などを受け付ける範囲は、各府省、独立行政法人、特殊法人および認可法人の業務や地方公共団体の業務のうち法定受託事務に該当するものおよび補助を受けているものであり、国の行政全般におよんでいます。 (注)認可法人のうち、国の出資比率が2分の1以上かつ国の補助に係る業務を行うものに限ります。 2.管区行政監視行政相談センター、行政相談委員による全国ネットワークを活用し、簡易・迅速な受付・処理が可能です。 3.同種類似の苦情の発生が予想されるものや、その解決に制度改正などを必要とするものについては、民間有識者で構成される行政苦情救済推進会議への付議や行政評価・監視を活用します。行政相談委員とは 行政相談委員とは、総務大臣から委嘱された民間有識者で、市町村に必ず1人は委嘱されており、全国に約5,000人が配置されています。 行政相談委員は、国民の皆さまの身近な相談相手として、国の仕事に関する苦情などの相談を受け付け、助言や関係機関に対する通知などを行っています。 🔷雲仙市の行政相談委員の紹介はこちら ⇒ 行政相談委員紹介行政相談処理事例 次のような事案が改善されました。《道路標識》○西九州自動車道(武雄佐世保道路)を夜間に利用した際、見えにくい標識が何か所もあった。慣れない道路を利用するときは標識が頼りであるため、改善して欲しい。 長崎行政評価事務所を通して、西九州自動車道道路管理者である西日本高速道路株式会社佐賀事務所に申出を伝えたところ、13か所について劣化が見られるため、平成19年度内に新しい標識に更新する計画であるとの回答を得ました。 1年後、更新され見やすくなりました。<改善前> <改善後> 《信号機》○学校付近の三叉路が、車と通学する児童生徒で混雑するため、信号機と横断歩道を移動して欲しい。 平成16年6月、行政相談委員が現場の通学状況を確認した後、地元警察署交通課に申出を伝えました。 半年後、「今年度は優先順位があるため、できない」との回答でしたが、平成20年3月に移設工事が行われ、混雑が解消されました。《カーブミラー》○カーブミラーの角度が悪く見づらいため、直して欲しい。 行政相談委員が、市職員と申出人とともに現地を確認したところ、申出のとおりであったため、翌月修繕されました。《社会福祉》○生活保護費を月1万円受給していたが、最近障害者認定申請を行い、遡って5か月前から障害年金を月6万円受給できるようになった。そうしたところ、社会保険事務所から、生活保護受給期間に受給した障害年金を全額返還するよう通知が来た。本当に全額返還しなければならないのか。 行政相談委員が町役場に出向き、担当係に照会したところ、全額ではなく生活保護受給額相当分(1万円×5か月)の返還でよいとの回答があり、その旨を相談者に伝えた。 後日、社会保険事務所の誤りであることが判明しました。《租税》○確定申告書に誤りがあったため修正申告をしたところ、所得税は還付されたが、国民健康保険税については市役所から「3月末までに出さないと戻せません」と言われた。 行政相談委員が市の国民健康保険課に出向き、申出を伝えたところ、同課から「消滅時効は5年間なので、修正申告書を提出すれば還付します」との回答を得ました。その旨を相談者に伝え、了承されました。🔷その他、行政相談について詳しく知りたい場合は、総務省長崎行政監視行政相談センターのホームページをご覧ください。『総務省長崎行政監視行政相談センター』〈http://www.soumu.go.jp/kanku/kyusyu/nagasaki.html〉