本日、国土交通省より一般国道57号富津防災について、令和4年度の新規事業化が決定した旨の発表がありました。
一般国道57号は、島原半島西部の雲仙市愛野町から小浜町までの区間における唯一の幹線道路ですが、この地域は起伏の激しい地形のため国道沿線には土砂災害特別警戒区域が存在するなど災害発生のリスクが高く、万一土砂崩れなどにより交通が遮断されれば迂回路となる幹線道路が他になく、地域の孤立や社会・経済活動に対する深刻な影響が懸念されることから、平成11年の「愛野・小浜バイパス建設促進期成会」発足以来20年余りの長きにわたり、愛野~小浜間における国道の代替路整備という本市の悲願達成に向けた要望活動などに取り組んでまいりました。
中でも小浜町富津地区は防災面での課題が集中していることから早期の対策を望む声が高まっておりましたが、この度の新規事業化はこうした課題の解決に大きく寄与するものとして期待を寄せているところであり、これまでご尽力いただきました市議会をはじめ多くの関係団体、並びに地域の皆様に心より感謝申し上げます。
今後は、1日も早く地域住民の安全・安心が担保できますよう、関係機関並びに地域の皆様と連携を図りながら、円滑な事業の推進に取り組んでまいります。
令和4年3月25日
雲仙市長 金澤 秀三郎