新型コロナウイルス感染症について、昨日(4月10日)、雲仙市内において32名の感染者が確認されたことが長崎県から発表がありました。これは本市において過去最多の感染者数となります。
長崎県全体の新規感染者数は、本年2月2日の新規感染者数のピーク時(703名)から改善傾向にありましたが、直近1週間は再び高止まりの状況となっており、本市においても、同様に高い水準が続いております。
4月11日現在、これまでに市内で1,156名の感染が公表されておりますが、月別では、1月に135名、2月に391名、3月に381名、4月は11日間で既に173名となっており、予断を許さない状況が続いております。
県が公表した感染者の状況によると、公立学校等の終業式である3月24日以降の感染者数の割合では、10歳代以下で39%と、若年層において感染拡大の傾向にあり、本市においても、3月末に市立中学校においてクラスターが発生したほか、新学期において学級閉鎖等を余儀なくされている状況にあります。
また、同様に40歳代以下では83%を占めることからも、学校・家庭・職場内など、より身近な所での感染が拡大していると考えられることから、より一層の感染防止対策が必要となると考えております。
県内(長崎市、佐世保市を除く)の感染者数の状況(3月24日~4月10日)
市民の皆様におかれましては、本市の状況をご理解いただき、以下の感染防止対策について、あらためてご確認のうえ、徹底していただきますようお願いいたします。
・ 感染リスクが高い地域との往来は極力控えること
・ 会食は感染防止対策の徹底された店舗を利用し、1テーブル4人以内とする等、できるだけ少人数で行うこと
・ 会食時を含め、会話をする際はマスク着用を徹底すること
・ 「マスクの着用」、「手指消毒」、「密を避ける」、「定期的な換気」等の基本的な感染対策を徹底すること
現在のオミクロン株の特性を踏まえると、誰が感染してもおかしくない状況にあります。不確かな情報の拡散や誹謗中傷は厳に慎んでくださいますようお願いいたします。
市といたしましても、本市の感染状況を改善させていくため、県の情報に基づく情報発信や感染防止対策の周知啓発、新型コロナワクチン接種等に全力で取り組んでまいりますので、引き続き市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和4年4月11日
雲仙市長 金澤 秀三郎