近年、全国的にアニサキス幼虫による食中毒が多発しています!
〇アニサキス食中毒とは
アニサキスという寄生虫の幼虫が寄生している生鮮魚介類を生で食べることで起きる食中毒です。アニサキス幼虫は約2cmの白い糸状でサバ、アジ、カツオ、サンマ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類の内臓に寄生しており、魚介類が死亡し時間が経つと筋肉に移動することが知られています。
〇症状
食後数時間から数日後に、みぞおちの激しい痛み、嘔吐、下腹部痛、腹膜炎症状
〇事業者の皆さまへ
・新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除いてください。
・魚の内臓を生で提供しないでください。
・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。
・冷凍(-20℃で24時間以上)または加熱(70℃以上または60℃なら1分)してください。
〇消費者の皆さまへ
・魚を購入する際は、新鮮な魚を選びましょう。また丸ごと1匹購入した際は、速やかに内臓を取り除いてください。
・内臓を生で食べないでください。
・目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。
一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません!
〇参考リンク
アニサキスによる食中毒を予防しましょう(外部リンク)
アニサキス食中毒に関するQ&A|厚生労働省(外部リンク)