本日(1月17日)、長崎県知事が別紙のとおり会見を行い、救急外来及びコロナ病床、一般病床に限らず入院病床がひっ迫している状況にあること等を踏まえ、県下全域に「医療ひっ迫警報」を発令されました。
知事の会見では、現在の本県の医療の現状について、発熱等の症状による救急外来受診や救急車利用により救急外来がひっ迫していること、また、コロナ以外の疾患で既に入院している患者のコロナ感染等により、確保病床以外の一般病床にも数多くのコロナ患者が入院しており、医療従事者の負荷が増大していること、さらには、医療従事者の感染も増加していることから、本県の医療は病床使用率以上に厳しい状況にある、との説明がなされました。
知事からは、これ以上の医療のひっ迫を回避するため、以下のとおり県民の皆様へお願いがあっております。
・重い症状以外の方は、できる限り平日の診療時間内に受診ください。
・発熱に備え、「コロナ抗原検査キット」と「鎮痛解熱剤」を事前に準備いただき、高齢者や基礎疾患をお持ちの方、
症状が重い方以外は、症状をよく見たうえで、ご自身での検査、自宅療養等の対応にご協力ください。
・新たな入院患者を受け入れるため、病状によっては早期の退院をお願いすることがありますので、ご理解願います。
・医療資源に限りがある中で、医療従事者は患者を守るために力を尽くしています。皆様のご理解とご配慮をお願いします。
雲仙市においても、県による感染者数の公表内容の変更に伴い、市内の感染者数の詳細までは把握ができておりませんが、発生届が提出された陽性者数の状況等によると断続的な感染者が発生しており、県南保健所管内における病床使用率については県内本土の他の医療圏と比較しても高い水準となっております。
また、県内においては、新型コロナウイルス感染症に加え、季節性インフルエンザについても今月に入り急激に感染者が増加しており、今後も同時流行が進むことが懸念されております。
市民の皆様におかれましては、医療現場がおかれている現状について十分にご理解いただくとともに、インフルエンザを含めた積極的なワクチン接種とより一層の感染防止対策の徹底に、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和5年1月17日
雲仙市長 金澤 秀三郎