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ひと咲くvol.3 八斗木白ねぎ農家・吉田太樹さん

最終更新日:
  • 人咲くカット

八斗木白ねぎ農家 吉田 太樹さん =雲仙市国見町=

子どもは地域の宝/次世代まで思い継ぐ

  • 吉田太樹さん(1)


◆父の世代に感謝

物心ついた時から畑で農作業を手伝わされていた。週末になると「理由を付けては逃げていた」と苦笑。それでも「自分が農業を継ぐ」という思いだけは漠然とあった。

八斗木は白ねぎの生産が盛んな地区。ここで取れる白ねぎは太くて長く、甘いのが特徴で「雲仙ブランド」にも認定されている。白ねぎ農家で育ち、県立農業大学校を卒業後、父を手伝うように農業に従事。一からやってみると、つまずきの連続だった。同じように種を蒔いても同じように芽は出ない。畑が違えば土も違う。難しいことばかりだが、自分の子ども時代より、生産環境は格段に良くなっていた。父の世代が土地改良や大型の育苗ハウス建設を進めたことで、安定した出荷が可能になった。「父の世代に感謝です」と目を細める。

  • 吉田太樹さん(2)
  • 吉田太樹さん(3)
  • ねぎぼうず


◆みんな家族同然

約3.5haの畑で白ねぎやキャベツなどを栽培。周りには同世代の農業仲間も多く、相談できるから心強い。後継者が多く残っていることを誇りに思う。

現在、3児の父。小さな集落なので、みんな家族同然。子どもの登下校時には、近所の大人たちが畑からあいさつしたり声を掛けたりするのが日常で、小5の息子が所属するソフトボールチームの応援も交流の場。「保護者一丸で、どこよりもにぎやか」と笑う。子どもが元気な地区は大人も元気。父の世代がずっと言っていた「子は地域の宝」の意味が、親になって分かった。

息子の将来の夢は野球選手。だけど、農業を継いでほしいとも思う。「息子の代まで残していけるように、白ねぎを育てていきたい」。父から引き継いだ思いは、次世代を見守りながらこの地で太く長く根を張っている。



私のオススメ

自身も遊びに連れて行ってもらっていた県立百花台公園。自然に囲まれ、遊具も豊富なので、「子どもとずっと遊べる場所」。今は自分が子どもを連れて遊びに行く番になった。なるべく子どもと一緒にいたいと思うが、子どもが成長するにつれ、遊ぶ機会が減ってきたことをちょっぴり寂しく感じている。

  • 百花台公園

    広大な芝生が広がる県立百花台公園



※この企画は、長崎新聞社発行の情報紙「とっとってmotto!」86号(令和5年7月28日号)に掲載されました。また、ひまわりてれびの情報番組「デイリーひまわりTims」でも動画バージョンが放送されました。

動画はYouTubeの雲仙市公式チャンネルでも公開しています。


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