雲仙市トップへ

ひと咲くvol.6 諸山宿舎オーナー・諸山岳志さん

最終更新日:
  • 人咲くカット

諸山宿舎オーナー 諸山 岳志さん =雲仙市小浜町=

暮らすように泊まる/小浜の魅力伝えたい

  • 諸山岳志さん
  • 諸山岳志さん4
  • 諸山岳志さん5


◆空気感を味わう

「暮らすように泊まる」。4月に開業したゲストハウス「諸山宿舎」のコンセプト。築60年以上の古民家を改修した同宿舎のターゲットは、移住希望者や素泊まりの観光客。その土地の空気感を味わいながら滞在することでファンになってもらい、関係人口の拡大や移住促進につながればと考えている。自身の経験から生まれた宿でもある。

 神奈川県川崎市出身。子どもの頃からものづくりが好きだった。デザイン系の高校を卒業し、多摩美術大へ進学。在学中、のちに妻となる朗さんと出会う。朗さんは卒業後、ショップ&カフェ「刈水庵」の店長として小浜町に移住。朗さんの元を訪れるうちに、小浜町の魅力に引かれていった。追うように1年後、地域おこし協力隊として雲仙市へやってきた。

  • 諸山岳志さん6
  • 諸山岳志さん7
  • 諸山岳志さん2


◆無理せず自然体

 小浜町の魅力を「何でもそろっているコンパクトシティー」と表現する。山と海、温泉があって食べ物がおいしい。足りないものはネットで手に入るし、郵便局や公共施設なども徒歩圏内。何より、人が温かい。気軽に声を掛けてくれるし、野菜を分けてもらうことも。こういった魅力は、一朝一夕では感じられなかった。移住希望者にも長期滞在して体感してほしいと思い、同宿舎を開業した。

 開業する上で大切にしていることがある。「無理をしないこと」。あくまで自然体。暮らしと仕事が融合している感覚がある。「もっと机や椅子、照明器具などいろいろなものをつくりたい」。ものづくりの時間もしっかり確保する。

自身が移住して感じたことを、実体験として他の人に伝えていければと思う。美術館も映画館もないまちだけど、その短所を補って余りある魅力がここにはある。「小浜の良さ、雲仙市の素晴らしさを多くの訪問者に伝えられたら」。意気込んだあと、ぽつり。「でも、口下手なんですよ」。はにかむ頬を、秋風が撫でた。

私のオススメ

 諸山宿舎から歩いて15分ほどにある「とけん山公園」は、桜の名所としても知られる場所。春になると満開の桜が咲き誇り、眼下には温泉街と橘湾が広がる。諸山宿舎も眺めることができ、塗り直した屋根の色を見て悦に入る。ほっとふっと105の蒸し釜もお気に入り。「手軽に蒸し料理が食べられる。都会では味わえないぜいたくです」。

  • とけん山公園

    桜の名所でもあるとけん山公園


※この企画は、長崎新聞社発行の情報紙「とっとってmotto!」(令和5年10月27日号)に掲載されました。また、ひまわりてれびの情報番組「デイリーひまわりTims」でも動画バージョンが放送されました。

動画はYouTubeの雲仙市公式チャンネルでも公開しています。





  • YouTubeのQRコード

YouTube雲仙市公式チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UC1upHr_WMt3sCFOfkRP6oIQ別ウィンドウで開きます(外部リンク)

このページに関する
お問い合わせは
(ID:6463 P)
ページの先頭へ

〒859-1107  長崎県雲仙市吾妻町牛口名714  
電話番号:0957-38-31110957-38-3111   Fax:0957-38-3514  
開庁時間:午前8時30分~午後5時15分 (土日・祝日・年末年始を除く)
法人番号 7000020422134

Copyright © UNZEN City. All Rights Reserved.