【開催日】 平成25年12月27日
【場所】 吾妻町ふるさと会館 研修室1
【発表内容】 （1）今年1年を振り返って
（2）平成26年1月の主要行事予定について （市長）
○おはようございます。
今日は、平成25年最後の定例記者会見となりますので、今年1年を振り返ってみての所感をお話いたします。
私が本年の1月に市長に就任させていただき市政をお預かりして、早いもので1年が経過しようとしております。私は市長就任時から、市民皆様の負託に応えられるよう、市民皆様の声を大切にし、今日までに培った企業経営感覚を持って、市政運営に取り組んで参りました。この間、市民の皆様へ重点取組事項としてお示しした農林水産業の振興など、9項目の施策実現に向け、全力を傾注してきたところであります。
雲仙市のこの1年を振り返ってみますと、
主なものとして福祉・生活面におきましては、県内で初めての試みとなる訪問型の「病児・病後児保育事業」を展開するとともに、8月には災害時の体制をより強固にするよう一般社団法人南高医師会様ほか2団体との災害時の協定を締結するなど、子育て対策や安全安心なまちづくりの推進に努めました。
次に、産業面におきましては、本市の基幹産業であります農業振興を図るため、5月に農林水産業に携わる人と対話し、農林水産関連事業施設などの現地視察を行い、これからの課題などの把握を行ったほか、農業基盤整備事業を推進し、地場産業の振興及び雇用創出に向けての方向性の整理などに取り組みました。
また、道路部門につきましては、先般開通いたしました「愛野・森山バイパス」は、島原半島と県央地域を結び、今後の雲仙市の発展を展望するものとなりました。更に観光部門におきましては、9月、島原半島ジオパークが世界ジオパークネットワーク加盟の再認定を受けました。今後もジオパークの認知度を高め、地域住民や観光客に対して、ジオガイドの活用やジオを気軽に知ってもらう環境作りを行い、さらには付加価値を高める仕組み作りを島原半島ジオパーク推進連絡協議会とともに研究していくこととしております。
教育面におきましては、3月、県内に先駆けて制定した「雲仙市子どものいじめの防止に関する条例」に基づき、第1回専門委員会を開催しました。市民総ぐるみでいじめを防止し、子どもがすこやかに成長することができる環境づくりに取り組んでまいりたいと思います。また、全小・中学校の耐震改修を終え、子どもの安全な教育環境を確保するとともに、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている鍋島邸の修復工事の完了など、教育及び歴史・文化面の整備に努めました。
また、10月及び11月には、長崎がんばらんば国体開催を来年に控え、リハーサル大会として、第49回全国社会人サッカー選手権大会及び第83回全日本ボクシング選手権大会を開催しました。両大会を検証し、来年開催されるながさきがんばらんば国体へ向けて、万全の体制で臨みたいと思っております。
全てをここで取り上げることはできませんが、これらの事業を含め、種々の施策の円滑な推進につきましては、関係各位の限りないご尽力がなければ成し得ないものであり、改めて感謝とお礼を申し上げます。
改めてこの1年を振り返りますと、私にとってこれまでに経験がないほど責任が重く、大変忙しい年でございましたが、市民皆様の顔を思い浮かべながら、市政の発展を目指すことを念頭に、一つひとつの課題を正面から取り組んでまいりました。まだまだ懸案は多くありますが、地道に解決に向けて努力する覚悟でございます。
さて、雲仙市は時代の要請とさらなる発展を目指して7つの町が1つの市となり、9年目を迎えます。
来年は、雲仙天草国立公園指定80周年及び島原半島世界ジオパーク認定5周年を迎え、記念式典や様々なイベントが予定されておりますとともに、3月には雲仙市初となる市民ミュージカル「至純(しじゅん)の人 千々石ミゲル」の公演が、10月にはいよいよ「長崎がんばらんば国体」が実施されます。
地方自治体を取り巻く環境が一層厳しさを増しておりますが、このような時代だからこそ、将来を見据え雲仙市が持続的な発展を続けられるよう、また平成26年が大いなる飛躍の年となるよう英知を結集し、市民の視点・立ち位置で職員一丸となって種々の施策に当たっていきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
以上今年を振り返っての私の所感といたします。
なお、1月の雲仙市主な行事予定につきましては、次第2ページに掲載いたしておりますとおり、恒例の「雲仙市成人式」及び「雲仙市消防出初式」が開催される予定となっております。
以上でございます。
|
|