雲仙市国見町の神代小路地区で3月16日、長崎日大高校1年生9人が即興で絵を描くライブペインティングを披露しました。

同地区で開催中の作品展「神代360°」の一環で実施。芝生広場には1.8メートル四方のパネル4枚を組み合わせた巨大な立体のキャンバスがお目見えしました。同校1年生は昨秋から神代小路地区を訪れてフィールドワークを行い、そこで感じたことや学んだことを基に作品づくりを進めてきました。

作品テーマは「画竜点睛」。神代小路地区の町並みががずっと守られてきたことに着目し、オリジナルの「守り神の竜」をまつるストーリーを考え、絵で表現しました。

生徒は筆やブラシのほか、水鉄砲や水風船などを使って巨大なキャンバスに思い思いの色を乗せていきます。集まった観衆は、四方をぐるりと回りながら作品づくりを見守りました。

作品が完成し、パネルが広げられて巨大な竜が姿を現すと会場は大きな拍手に包まれました。生徒たちは「自分たちが感じた神代小路を全力で描きました。最高の出来栄えです」と笑顔を見せました。

完成した作品は、神代小路まちなみ交流館に29日まで展示されます。また作品展「神代360°」では、永松邸や中山邸、佐藤邸で生徒作品約50点が展示されています。古き良き江戸の風情が残る町並みと若い感性のコラボを楽しんでください。

「神代360°」古民家でアート展、3月29日まで開催中！