三貴工業(株) 町田 直樹さん =雲仙市千々石町=
生まれ育った地を拠点に/仕事を整えプライベートを充実
◆安全第一にものづくり
「千々石は山と海がすぐ近くにあり、自然豊かで住みやすい」。雲仙市千々石町で生まれ育ち、妻も同じ地元出身。結婚後はお互いが住み慣れた地に住むことにした。
自宅から近く、物作りが好きだったことから今の職場へ転職して8年目。勤務先の三貴工業は、産業用機械の製造などを手掛け、大型の工場をいくつも有する。高速道路や新幹線の工事現場で使用する架設機材などを製作しており、一つの機材を作るために製缶、溶接、加工、塗装、組立の班に分かれて流れ作業で進めている。
組立班に配属され、真剣に作業に取り組む日々。大きなものだと20トンもの機材を作るため、けがと事故防止には神経を使う。「図面通りに組み立てられない場合も多々ある」。一度解体し、加工班へ戻して手を加えてもらい、組み直すなど粘り強さを求められる。納期に遅れるわけにもいかず、焦りが出そうになるが、安全第一だけは徹底する。「手がけたものが実際に使われているところを見ることはできないが、工場で一から作り、完成を見届けると大きなやりがいを感じる」。
◆今の暮らしを続けたい
29歳のとき、実家近くにマイホームを建てた。吹き抜けのある開放感たっぷりのリビング、家事動線を考えたキッチン周りなど家族の要望をふんだんに取り入れた理想の住まいだ。仕事で疲れても家に帰ればゆっくりとくつろげる。休日には家族と出かけ、外食するのが楽しみ。10歳になる愛娘を連れてよく公園にも遊びに行く。娘と一緒に過ごす時間は何より幸せだ。
雄大な自然に囲まれ、住み慣れた千々石町でくつろぎの住まいを手にし、やりがいのある仕事、愛する家族がいる今、不満は特にない。「家から近い所に大型ディスカウント店や子どもの遊び場ができたらもっといいけれど」と笑う。
私のオススメ
子どもが幼い頃から頻繁に遊びに行っている百花台公園。雲仙市国見町の高台にある自然豊かな公園で、大型複合遊具や芝生広場があり、今でも月に1回は訪れる。娘は長いローラー滑り台がお気に入りで一緒に滑って遊んでいる。「ターザンロープも好きで、娘が幼いころは後ろから押してあげたことが思い出深い」。暑い時季になると、百花台公園近くの狸山饅頭でかき氷を食べるのも楽しみの一つだ。
※この企画は、長崎新聞社発行の情報紙「とっとってmotto!」(令和6年7月26日号)に掲載されました。また、ひまわりてれびの情報番組「デイリーひまわりTims」でも動画バージョンが放送されました。
動画はYouTubeの雲仙市公式チャンネルでも公開しています。
YouTube雲仙市公式チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UC1upHr_WMt3sCFOfkRP6oIQ
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