自立支援医療(精神通院)とは
自立支援医療費(精神通院)制度は、精神疾患で医療機関に通院した際に、かかった医療費の一部を公費(長崎県)で負担し、医療費の自己負担を軽減するものです。
自立支援医療費申請をし、決定・認定を受けると、長崎県から「自立支援医療受給者証(精神通院)」が交付されます。
この自立支援医療受給者証を指定された医療機関の窓口に提示することにより、自己負担額が保険診療分の10%(自己負担額には、軽減措置として、世帯の所得状況・年金等の受給状況に応じて1 カ月の負担上限額が決定)になります。
申請をお考えの場合は、まずは、かかりつけの医療機関へご相談の上、手続きをお願いします。
月額自己負担上限額 所得区分 | | 1か月の自己負担上限額 (重度かつ継続に該当しない)
| 1か月の自己負担上限額 (重度かつ継続に該当)
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生活保護 | 生活保護世帯
| 0円 | 0円 |
低所得1 | 市町村民税非課税世帯で、対象者の年収が80万円以下 | 2,500円 | 2,500円 |
低所得2 | 市町村民税非課税世帯で、対象者の年収が80万円超 | 5,000円 | 5,000円 |
中間所得1
| 市町村民税(所得割)
3万3千円未満
| 医療保険の自己負担額 | 5,000円 |
中間所得2
| 市町村民税(所得割) 3万3千円以上23万5千円未満
| 医療保険の自己負担額 | 10,000円 |
一定所得以上
| 市町村民税(所得割)
23万5千円以上
| 自立支援医療対象外 | 20,000円
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受給者証の有効期間
受給者証の有効期間は、1 年間です。
継続して自立支援医療(精神通院)制度の利用を希望する人は、有効期限が切れる3 か月前から受給者証の更新手続を行うことができます。
(1年目…指定医療機関の診断書が必要、2年目…診断書添付省略可)
更新手続きを希望する人は、医療機関へ更新対象であるかご相談の上、申請願います。
※市役所からの更新案内はありません。なお、有効期限が切れると更新手続きはできず、新規申請となります。
(手帳用診断書による同時申請など不明なことはお問い合わせください。)
申請手続について
申請書の提出の際には、下記のものが必要です。申請から決定(決定・却下等)までは、1~2か月程度かかります。
再認定申請の場合は、有効期限の3カ月前から申請できますので、お早めに手続きをお願いします。
また、所得審査を行うため、税申告が必須となります。
(1) 自立支援医療費(精神通院)支給認定申請書
医療機関・薬局・訪問看護、デイケア等の正式名称、住所、電話番号の記載が必要です。
(2) 医師の診断書(精神通院医療用)※おおむね3カ月内のもの。
※県知事の指定を受けた医療機関の医師が記載したもの。医療機関にも診断書様式がある場合があります。
※精神手帳申請と同時申請の場合は、精神手帳用の診断書が必要となります。
(3) 「重度かつ継続」に関する意見書
※医師が必要と判断した人のみ。なお、この意見書は、診断書に記載欄がある場合もあります。
(4)雲仙市:同意書及び収入状況届(精神通院用)
※同意は、申請者および保険確認が必要な人の分です。
申請年1 月に雲仙市に住所がない人(転入者等)は、1 月1 日時点の住所地の記載も必要です。
(5) マイナンバー(申請者及び保険証の確認が必要な人の分)
・個人番号カード、通知カード、マイナンバーが記載された住民票(写) 等
・申請者の身元確認ができるもの(免許証等)
※代理人の場合は、代理人の身元が確認できるものが必要です。
(6) 保険証の情報がわかる書類
医療保険種類による保険情報が必要な人 受診者の健康保険証 | 申請書記載・提示対象者 (保険者情報・マイナンバー情報持参) |
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国民健康保険(自治体の国保、医師国保、建設国保、文芸国保等) | 申請者および国保の同じ世帯全員分 |
後期高齢者医療 | 申請者および同じ世帯の後期高齢者医療の人全員分 |
被用者保険等 (協会けんぽ、共済組合等) | ・受診者が被保険者本人のとき…受診者分のみ ・受診者が被保険者の家族(扶養)のとき …被保険者本人と受診者分 |
【令和6年12月2日から~マイナ保険証施行に伴う自立支援医療(精神通院)の手続きについて~】
マイナンバーカードと健康保険証の一体化により令和6年12 月2日以降、新たに健康保険証が発行されなくなることから、自立支援医療(精神通院)の支給認定手続きに係る被保険者情報の確認(以下「資格確認」という)について、下記のとおりとします。
※市役所窓口には、自立支援医療用のマイナンバーカードの読み取り機械がありませんので、ご理解をよろしくお願いいたします。
〇健康保険証の原本がある場合(令和7年12月1日までで有効期限内のもの)
従来どおり健康保険証の原本、または写しをご持参ください。
〇マイナ保険証利用、または健康保険証の原本がない場合
下記のいずれかを、ご持参ください。
1.加入する医療保険の保険者から交付される「資格確認書」(マイナ保険証利用無し)
2.加入する医療保険の保険者から交付された「資格情報のお知らせ」
3.ご自身のスマートフォンでマイナポータルにログインし、医療保険情報の画面を印刷したもの
※郵送提出の場合は、上記の写しを添付提出してください。
※上記は、医療保険の確認が必要な人全員分を提示願います。
(7)年金証書又は年金振込通知書(写しでも可)
※障害年金や遺族年金等を受給している人のみ。
なお、特別児童扶養手当、特別障害者手当なども収入として、審査します。
変更の申請
次の場合は、変更の申請(届出)が必要です。変更届には、受給者証(原本)や変更になったことがわかる書類(健康保険変更→新しい健康保険情報がわかる書類など)のほか、所得区分変更にかかる手続きとなる場合は、収入確認(障害年金受給の場合は、障害年金証書等)が必要ですので、関係する書類をご持参ください。
・指定医療機関や薬局、訪問看護、デイケアなどが変更になるとき
・健康保険証に変更があったとき
・住所や氏名が変わったとき など。
申請書ダウンロード
申請書は、長崎県のホームページ「自立支援医療制度(精神通院医療)
(外部リンク)」からダウンロードしてください。
なお、雲仙市の「4)雲仙市:同意書及び収入状況届(精神通院用)」は下記からダウンロードしてください。