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ひと咲くvol.19 菓子職人・牧瀬一平さん

最終更新日:
  • 人咲くカット

菓子職人 牧瀬 一平さん =雲仙市国見町=

初代からの伝統を守りつつ/新しいことにもチャレンジ

  • 牧瀬さん
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◆菓子は同じ見た目に

国見町の住宅街にある「牧瀬製菓」は1942(昭和17)年に創業。一口香や黒棒、カステラぼうろなど数種類の菓子を製造し、スーパーなどを通して販売している。曽祖父が始めて、今は3代目の父とともに営んでいる。幼いころから菓子作りを間近で見たり、袋詰めを手伝ったりしてきた。

高校在学中には、製菓の道を志した。洋菓子も作ってみたいとの思いから福岡県の平岡調理・製菓専門学校へ進学。専門学校を卒業後は大阪のホテルに就職し、パティシエとして4年間働いた。24歳のとき、祖父が亡くなったことがきっかけで、雲仙へUターン。家業を継ごうと決意した。

パティシエのときは、その日の宿泊者数の分、1つ1つ丁寧に作ることを心がけていた。今は1日で製造できる最大数を作ることが仕事だ。同じクオリティーになるよう注意を払う。「一口香は多いときだと1日1万5000個作るが、お客さまが手に取るのは1個か2個。その見た目が悪かったら次は買ってくれないかもしれない。どれも同じ見た目になるように心がけています」

ホテル勤務時代と比べて製造量が多く、時間もかかって大変だ。それでも初代から受け継ぎ、地域に根付いた伝統の菓子を守ろうとする思いは強い。「いつかは新商品を出して、実店舗を持ちたい」と意気込みを語る。

  • 牧瀬さん
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◆自然の豊かさを実感

 雲仙市の良さは自然豊かなところだ。家の前から雲仙普賢岳を望み、すぐ近くには有明海が広がり、周辺には畑も多い。大阪での暮らしは夜もにぎやかだったが、雲仙は夜が静かで良い。県外へ出たことで雲仙市での暮らしの良さをあらためて実感した。一方、地元の小中学校の児童、生徒が減っており、子どもが増えてほしいと思っている。10月に長女が生まれたが、将来、友達をたくさん作ってほしいと願う。「もっと子育てしやすい街になるといいですね」

私のオススメ

幼いころから海の近くで暮らしてきたので、海が好きです。なかでも小浜町の小浜マリンパーク内の海沿いにある遊歩道から海の眺めが好きです。大阪から帰ってきたばかりのころに、よく車で訪れては眺めていました。橘湾に沈む夕日で茜色に染まる、夕焼けの海も好きですね。最近はあまり行っていないですが、もう少し子どもが大きくなったら、散歩がてら一緒に行きたいなと思っています。

  • 小浜の夕日




※この企画は、長崎新聞社発行の情報紙「とっとってmotto!」(令和6年11月22日号)に掲載されました。また、ひまわりてれびの情報番組「デイリーひまわりTims」でも動画バージョンが放送されました。



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