現状と課題
その1
雲仙市が管理する道路橋(橋長2m以上)は、現在533橋あります。
橋の寿命は50年程度と言われており、建設年度の分かっている橋(全体の60%)のうち、 2019年(令和1年)現在、雲仙市では50年を経過した橋梁が約40%あります。
20年後の2038年には架設後50年を経過する橋梁が86%となり、 この数は今後加速度的に増加します。

架設後50年経過する橋梁
その2
1975年から始まった広域農道の整備により、 これを跨ぐ高架橋が同時期に多く建設されているため、 これらの橋梁の修繕・架替えが同時期に行われることとなります。
長寿命化修繕計画の策定
◆点検結果より修繕が必要だと判断された橋は、早期対策を実施し、維持管理水準を高めます。
◆長寿命化修繕計画策定後は、橋の維持管理を予防保全型へと移行し、安全性の確保とコストの縮減を図ります。
◆今後は定期的に点検を実施し、必要に応じて計画の見直しを行います。
◆修繕にあたっては予算の平準化を図りながら、計画的に実施します。
◆修繕の優先順位は「健全度」に加えて路線の特徴や立地条件、利用者・周辺住民に対する影響等を考慮し、総合的な評価を行った上で決定致します。
学識経験者等の専門知識を有する方からの意見聴取
長寿命化修繕計画を策定するにあたり、「長崎県市町橋梁長寿命化修繕計画検討委員会」の中で、 雲仙市の取り組み内容や計画を説明し、専門知識を有する委員の方々から、さまざまなご意見を伺い、計画に反映しました。
委員会状況
第1回委員会(平成20年12月15日)

雲仙市が管理する橋梁内訳や長寿命化修繕計画策定対象橋梁、 取り組み状況(点検事例)等について説明し、意見を伺いました。
第2回委員会(平成21年3月18日)

点検の結果を基に作成した長寿命化修繕計画(案)について説明し、 意見を伺いました。